車で買い物に出かけた帰り道、信号待ちをしていたときのことです。日差しがやわらかく、街には花がちらほら咲き始めていました。家族と「きれいだね」と穏やかに話していると、ふと車の外に目が留まりました。そこには、花を背景に写真を撮っている女子高生2人の姿があったのです。
花を背景に写真を撮る女子高生たち
信号が赤になり、車が止まっている間、私たちは車内から景色を眺めていました。花が咲き始めた街並みは明るく、買い物帰りの気分もどこかゆったりしていました。
そんな中、桜の近くで女子高生らしき2人が写真を撮っているのが見えました。最近はSNSに写真を投稿する若い人も多いようですし、花を背景に撮りたくなる気持ちはわかります。最初は「楽しそうだな」と、ほほえましく見ていました。
まるで撮影現場のような慣れた動き
ところが、見ているうちに私は少し驚いてしまいました。2人は自撮りをしながら、表情を次々と変え、ポーズもどんどん切り替えていきます。その流れがとても自然で、まるで雑誌の撮影のようなテンポのよさでした。周りの目を気にしている様子もなく、カシャ、カシャ、カシャ……と迷いなく撮影を続けていたのです。
さっきまで「かわいらしいな」と思っていた気持ちは、いつの間にか「す、すごいな」という驚きに変わっていました。

