義母が都会にやって来て
ある日、義母が園芸講座を受けるために東京へやって来ることになり、私が迎えに。
会場へは、電車を乗り継いで、さらに駅から少し歩く必要がありました。
最初は義母も元気で
「都会は人が多いわねえ」
とテンション高めだったものの、電車の乗り換えや徒歩での移動に30分、急に立ち止まり
「ねえ、まだ?」
と困惑顔。
「もう少しです。あと10分くらい」
とスマホの地図を見ながら言うと、義母は
「えっ、まだそんなに歩くの?」
と驚いた顔。
義母「都会って……」
やっと会場に着くころには、義母は少し息が上がっていて、
「都会って……結構歩くのね」
とぽつり。
私は思わず笑いながら
「そうなんです」
と答えると
「毎日これ?」
と義母。
「私は営業なので、もっと歩く日もあります」
「それに毎日、駅から保育園まで歩いて送迎も」
義母が驚いた顔をして
「じゃあ、あなたの方が体力あるわね」
「畑では私がいつも偉そうにしてたけど」
と苦笑い。
私は「わかってくれました?」と内心ガッツポーズ。

