Interview
言葉はシンプルで、感覚に正直であり続ける人。川口春奈さんは、今の自分を淡々と受け止めながら、常に新しさへと手を伸ばしていく。軽やかでいて揺るがない佇まいは、彼女らしい健やかさを物語っている。
上手にバランスを取れる大人に。力を抜くことも大事にしたい
LOEWE:ジャケット¥401,500、パンツ¥237,600、シューズ[ヒール4.5㎝]¥162,800※全て予定価格(全てロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)
──オンとオフの線引きもあまり特別な意識をしたことがない、という。
「仕事を離れたら、無理なくスイッチを切り替えられるほう。それは持ち合わせた性格だと思うし、息抜きが上手なのかは分からないけど、どんなに過酷でもなんとかなると思っている節はあります(笑)」
CELINE:ジャケット¥451,000、パンツ¥159,500、ベルト¥79,200、リング[右手]¥69,300、リング[左手]¥74,800※全て予定価格(全てセリーヌ/セリーヌ ジャパン)、中に着たタンクトップはスタイリスト私物
──少し時間ができると旅に出る。
「ここ最近は海外に行くことが多いです。家族旅行や友人に会いに行ったり、美味しいごはんを目的にすることも。本当に普通のことなんですけど、そういう時間の過ごし方が自分にはすごく合っている気がします。目的を決め過ぎずに、あまり頑張り過ぎない旅が好きです」
──その軽やかさはファッションにも通じる。
「服はどんどんシンプルになってます。このTシャツにはこのデニム、みたいに組み合わせが決まってきて、断捨離がスムーズになっています。あれもこれもっていうより、好きなものが明確になってきた感じです。いろんなブランドやジャンルを着てきて、今の自分にとって心地よいものが分かるように」
──無理のない自分でいたい。そんな感覚のほうが今はしっくりくるという。
「このまま、この感じで生きていけたらいいなと思います。ちゃんとし過ぎず、上手に肩の力を抜いて。周りの素敵な大人たちも、どこか無理をしていない印象があって。自分を労る時間や、趣味の時間をきちんと持ちながら、バランスよく過ごしている人はやっぱり豊か。そういう大人になれたら」
Profile_かわぐち・はるな/1995年2月10日生まれ、長崎県出身。2009年俳優デビュー。出演作に、大河ドラマ『麒麟がくる』、ドラマ『silent』『アンサンブル』、映画『教場 Requiem』など。待機作に、主演映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』(10月2日公開予定)などがある。
photo:MAI KISE styling:CHIHARU DODO hair & make-up:YUSUKE KAWAKITA
model:HARUNA KAWAGUCHI text:HAZUKI NAGAMINE
otona MUSE 2024年7月号より

