今日からできるやめさせるための対策

まずは掃除を徹底する
原因が「匂い」にある場合、まずはその元を断つことが最優先です。洗濯ができる素材であれば丸洗いし、そうでない場合は犬に安全な除菌スプレーや消臭剤を使って、食べこぼしや皮脂の匂いを徹底的に取り除きましょう。
また、頻繁に舐める場所にだけ、犬が苦手とする苦い味の「しつけ用スプレー」を吹きかけておくのも一つの手です。「ここを舐めると嫌な味がする」と学習させることで、自然とカーペットから距離を置くようになります。
運動量や遊びを増やす
退屈やストレスが原因であれば、エネルギーを発散させてあげることが一番の解決策です。毎日の散歩コースを変えて新しい刺激を与えたり、家の中でも引っ張り合いっこやボール遊びをする時間を増やしたりして、愛犬を心身ともに満足させてあげましょう。
しっかり運動して疲れた犬は、無駄にカーペットを舐めるよりもぐっすり眠ることを選ぶようになります。飼い主との楽しい時間が増えることで、精神的な安定にもつながり、舐める行動が減っていくはずです。
舐めても良いものを与える
「舐める・噛む」という欲求自体は犬の本能なので、それを完全に禁止するのは難しいものです。そこで、カーペットの代わりに舐めても良い「安全なおもちゃ」を用意してあげましょう。
例えば、中にフードを詰められる知育玩具や、噛み応えのある天然ゴム製のおもちゃなどがおすすめです。
カーペットを舐めようとした瞬間にこれらのおもちゃを差し出し、意識をそちらに移させることで、「舐めて良いものと悪いもの」の区別を少しずつ教えていくことができます。
しつけで覚えさせる
根本的な解決のためには、基本的なしつけを再確認することも大切です。愛犬が舐め始めたら、低い声で「ダメ」や「ノー」と短く伝え、舐めるのをやめた瞬間にしっかりと褒めてあげてください。
「舐めるのをやめると良いことがある」と理解させることがポイントです。根気が必要ですが、一貫した態度で接することで、犬は次第に飼い主のルールを理解するようになります。家族全員で同じ合図を使うように徹底し、愛犬を混乱させないようにしましょう。
病院へ行くべき判断基準

家庭での対策を数週間続けても改善が見られない場合や、寝る間も惜しんで舐め続けている場合は、早めに動物病院を受診してください。
これは「強迫性障害」という心の病気や、深刻な消化器疾患、あるいは認知症の初期症状である可能性があるからです。
また、舐める動作と併せて、食事をあまり食べない、頻繁にえづく、便の様子がおかしいといった症状が見られるときも要注意です。素人判断で「ただの癖」と決めつけず、獣医師の診断を仰ぐことで、愛犬の苦痛を早く取り除いてあげることができます。

