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バーバリーが日本の若手アーティストを世界へ——「YJA」が京都市京セラ美術館で作品披露

左:䑓原蓉子©Yoko Daihara. Courtesy Take Ninagawa, Tokyo. 右:顧剣亨©Kenryou Gu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

YBAからYJAへ——90年代英国アートの精神を現代に受け継ぐ

「YJA」が名前の由来とするのは、1990年代の英国で美術シーンに革命を起こした「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」です。YBAは、既存のアートの概念を根底から覆す挑発的な姿勢で世界を驚かせました。バーバリーは、そのDNAを現代的な文脈で引き継ぐ場として、日本の若い才能に光を当てます。

本取り組みは、テートおよびブリティッシュ・カウンシルとの連携のもと実施されるもので、バーバリーが100年以上にわたって培ってきたアート・カルチャー支援の歴史の延長線上にあります。

注目の2人——自然と人間の関係性を探る

今回「YJA」に選ばれたのは、顧剣亨(Kenryou Gu)と䑓原蓉子(Yoko Daihara)の2名です。両者に共通するのは、自然界を主題に、人間と環境の関係性を独自の視点で問い直す姿勢。その問いかけは、天候や自然をブランドの核心に置いてきたバーバリーの精神とも深く共鳴します。

顧剣亨は、1994年京都生まれ、上海育ち。京都芸術大学卒業後、フランス・アルルの国立高等写真美術学校に留学した経歴を持ちます。気候・時間・風景の知覚を交差させる「デジタル・ウィービング」と呼ぶ独自手法で、刻一刻と変化する森林のダイナミズムを可視化します。

彼は次のように語っています。
「作品は、気候や時間によって形成されるダイナミックなシステムとしての森林を描いており、固定された風景ではなく、自然と環境の関係性が可視化される瞬間を捉えています」

金沢21世紀美術館での個展やKYOTOGRAPHIEへの参加など、国内外で注目を集める気鋭の作家です。

䑓原蓉子は、東京を拠点に活動するアーティスト。都市の自然や日常の風景からドローイングを起こし、テキスタイル作品へと変換する独特のプロセスから、その作品は「ウーブン・ペインティング(織られた絵画)」とも呼ばれます。

細胞、植物、食といった身近な生と死のイメージが、ウールやテキスタイルを通じてアウトドアの要素と融合し、触覚的な表現へと昇華されます。十和田市現代美術館、東京都現代美術館、金沢21世紀美術館など主要美術館での展示実績も豊富です。

配信元: イロハニアート

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