地方のリゾート施設での仕事を紹介され、思い切って都内から単身赴任を決めた私。年齢的にも仕事の選択肢が限られていると感じていたため、「今はこれしかない」と覚悟を決めて向かいました。しかし、実際に働き始めると、事前に聞いていた内容とは違うと感じることが次々と起こったのです。
「簡単な作業」と言われ、地方の職場へ
当時の私は高齢ということもあり、自分の希望に合う仕事を見つけるのが難しくなっていました。都内で正社員として雇ってもらうのは厳しいだろうと感じ、ネットの求人サイトを見ながら仕事を探していたのです。
そんなとき、地方にあるリゾート施設の管理部門での募集を見つけました。派遣会社の担当者に連絡を取ると、経理などの経験がない私に対しても「簡単な作業なので、Aさんにもできます」と言われました。
その言葉を信じた私は、「今はこれしかない」と一大決心。都内から単身で地方へ向かい、会社の寮に入ることになりました。
実際の仕事は聞いていた内容と違っていた
ところが、いざ仕事を始めてみると、想像していた内容とは大きく違っていました。慣れないデータベースや機械を前に、毎日にらめっこのような状態。わからないことがあっても、十分に教えてもらえる環境ではありませんでした。
仕事は思うようにはかどらず、残業が続きました。次第に心身ともに苦しくなり、「もう限界だ」と感じるようになったのです。そこで私は、派遣会社に「このまま続けるのは難しい」と伝えました。すると返ってきたのは、思いも寄らない厳しい言葉でした。
「辞めるなら、すぐに寮を出て、すべてきれいに片付けてください。出られるものなら、明日にでも出てみればいい」
その対応に、私は言葉を失いました。

