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介護施設に入るには?入居条件や手続きの流れをわかりやすく解説

介護施設に入るには?入居条件や手続きの流れをわかりやすく解説

介護施設への入居を検討し始めると、どのような条件が必要なのか、何から手続きを始めればよいのかと戸惑う方も少なくありません。

本記事では、介護施設に入るために必要な知識について以下の点を中心に解説します。

介護施設の入居条件

申し込みから入居までの手続きの流れ

入居にかかる費用の負担を軽減する方法

介護施設への入居をスムーズに進めるためにも、ぜひ最後までお読みください。

高山 哲朗

監修医師:
高山 哲朗(かなまち慈優クリニック)

【経歴】
理事長 高山 哲朗
平成14年慶應義塾大学卒業
慶應義塾大学病院、北里研究所病院、埼玉社会保険病院等を経て、
平成29年 かなまち慈優クリニック院長
【所属協会・資格】
医学博士
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本医師会認定産業医
東海大学医学部客員准教授
予測医学研究所所長

介護施設に入るには|入居条件と種類選びの基本

介護施設に入るには|入居条件と種類選びの基本

介護施設に入るにはどのような条件を満たす必要がありますか?

介護施設への入居には、主に以下の3つの条件が関係します。

①要介護度
施設の種類によって入居できる要介護度が異なります。例えば、特別養護老人ホームは原則要介護3以上が対象ですが、有料老人ホームでは自立から要介護5まで幅広く受け入れている施設もあります。まずは要介護認定を受けているか、また現在の介護度が施設の条件に合っているかを確認しましょう。

②年齢
介護保険制度は原則65歳以上を対象としており、施設もこれに準じています。ただし、法令で定められた特定疾病がある場合は40歳以上から対象となるケースもあります。

③医療的ケアの必要性
施設によって看護師の配置や対応できる医療行為の範囲が異なります。医療依存度が高い方は、看護師が常駐し医療体制の整った施設を選ぶ必要があります。介護医療院や介護老人保健施設には医師が常勤しており、医療依存度の高い方でも対応が可能とされています。

身元保証人がいない場合、介護施設に入るにはどうしたらいいですか?

介護施設への入居には、原則として身元保証人(身元引受人)が必要です。身元保証人は、利用料の滞納への対応や入院時の手続き、緊急時の連絡先などを担う役割を持ちます。身元保証人を必要とする施設は全体の約9割を占めており、保証人不要の施設を探すことは容易ではありません。
保証人がいない場合の主な対応策は以下のとおりです。

・保証人が不要な施設や相談できる施設を探す
・成年後見制度を活用する
・保証会社を利用する

保証人がいないからといって、入居を諦める必要はありません。まずはケアマネジャーや地域包括支援センターに状況を相談し、自身に合った方法を一緒に探してもらうことが大切です。

介護施設の種類と特徴を教えてください

介護施設は公的施設と民間施設に分けられます。

【公的施設】
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護医療院ケアハウス(軽費老人ホーム)

公的施設は国や自治体や社会福祉法人などが運営しており、介護保険が適用されるため費用を抑えやすい点が特徴です。ただし入居希望者が多い傾向にあり、施設によっては入居まで長期間待つケースもあります。

【民間施設】
・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
・グループホーム

民間施設は民間企業が運営しており、公的施設と比べて入居までの待機期間が短く、サービスや設備の選択肢に幅がある点が特徴です。そのぶん、費用は高くなる傾向があります。

介護施設に入るには|申し込みから入居までの流れ

介護施設に入るには|申し込みから入居までの流れ

介護施設に入るには、まず何から始めたらいいですか?

介護施設への入居は、施設選び→見学、仮申し込み→必要書類の準備→面談→入所審査→契約という流れで進みます。
まずは以下の3つの確認と整理から始めましょう。

①本人の状態を把握する
要介護度、認知症の有無、必要な医療的ケアの内容を確認します。持病の種類や通院頻度も施設選びの重要な判断材料です。

②予算、立地、希望するサービスを整理する
月額費用や初期費用の上限、家族が通いやすい立地かどうかも確認しましょう。

③情報収集と相談を行う
すでにケアマネジャーが担当についている場合は、まずケアマネジャーに相談しましょう。適した施設の紹介や連絡調整も行ってくれます。担当がいない場合は、地域包括支援センターへ相談するか、インターネットなどで近隣施設の情報を収集し、気になる施設への資料請求が第一歩です。

施設見学や体験入居でチェックしておくべきポイントは何ですか?

候補施設を絞り込んだら、必ず見学を行いましょう。事前に予約をしたうえで訪問すると、担当者からしっかり説明を受けやすくなります。
見学時にチェックしたい主なポイントは以下のとおりです。

・介護や看護サービスの内容と質(リハビリの有無、医療体制など)
・居室や共有スペースの広さ、清潔さ、バリアフリーの状況
・スタッフや入居者の雰囲気、職員の対応の丁寧さ
・食事の内容、味、対応(アレルギーや嚥下への配慮など)
・レクリエーションの充実度や施設周辺の環境

見学内容はメモや写真(事前に許可が必要)で記録しておき、複数施設を比較できるようにしておきましょう。可能であれば体験入居を活用し、実際の生活環境を感じてから判断することをおすすめします。

契約時に必要な書類を教えてください

施設への入居契約時には、主に以下の書類が必要です。必要な書類は施設によって異なるため、事前に確認し早めに準備しましょう。

・入居契約書
・健康診断書
・診療情報提供書
・連帯保証人や身元引受人の印鑑
・戸籍謄本、住民票

健康診断書や診療情報提供書は、施設によっては書類の書式が決まっているケースもあるため、先に施設に確認をとりましょう。また、主治医への依頼から取得まで時間がかかる場合があります。契約が決まったら早めに準備を始めることが大切です。

介護施設に入居するまで、主にどのくらいの期間がかかりますか?

見学から入居までにかかる期間は、1〜2ヶ月が目安です。ただしこの目安は希望施設に空室がある場合の話で、満室の場合は待機が必要となり、さらに時間がかかります。
特別養護老人ホームのような公的施設では、空きが出るまで1〜2年かかるケースもあります。

入居が決まったら本契約を締結し、重要事項説明書や退去条件や追加費用の規定をしっかり確認しましょう。その後、引っ越しや生活用品の準備を進めます。施設から持ち物リストが案内されることもあるため、施設からの資料を参考に準備しましょう。

配信元: Medical DOC

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