親戚にピシャリと叱られて
そのうち儲かっているんだかいないんだかわからない状態になってきて、「これ以上うわさが広まったら、タダで飲み食いできる店と思われてしまうよ! そしたらお店、潰れちゃうかもしれない。それでいいの?」と親戚の真由さんに叱られてしまいます。危機感を募らせていた真由さんはすぐさま無料の食事提供やサービスを廃止。すると自称インフルエンサーたちは面白いほどピタリと店に来なくなったのです。そして真人さんは、店の紹介と言いつつ、彼らがタダ飯を食べに来ていただけだったことを思い知ります。
「すごく虚しい気持ちになりました。俺をおだてるのも友だちをどんどん呼ぶのも最初から作戦だったのではないでしょうか。おいしい話なんて、そうそうありませんね。俺がホールへ出て行くと二の舞になると真由から言われ、いまは厨房にこもって料理をつくっています」
おいしい話にはつい乗っかりたくなるものですが、そういった甘い考えさえも相手に見抜かれています。すでに罠を仕掛けられているかもしれないと、冷静になってみるべきかもしれません。
<取材・文/夏川夏実>
【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。X:@natukawanatumi5

