共同通信社の元記者が、会社貸与のノートパソコンやスマートフォンなどが入ったリュックサックを紛失した。しかも、元記者は約10日前に退職していた──。
共同通信が自社の不祥事を報じた記事(6月5日)が公開されると、SNS上では「なぜ退職後も持っていたのか」「理解できない」と疑問の声が相次いだ。
社用パソコンの紛失事故そのものは珍しくない。しかし今回は、退職後も貸与機器を持ち歩いたまま紛失したという異例のケースだ。
共同通信社は6月9日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「今回のようなケースは異例だった」と説明した。
なぜ退職後も会社の機器を持ち続けていたのか。今回の紛失はどのような経緯で起きたのだろうか。
●退職から約10日後、リュックが消えた
共同通信社によると、紛失したのは5月20日付で退職した30代の元男性記者。
男性は5月29日、飲食店で飲酒した後、カラオケ店でリュックサックがなくなっていることに気付いたという。
リュックサックの中には、会社から貸与されていたノートパソコンやスマホ、社員証のほか、男性本人の財布も入っていた。
パソコンには取材相手の氏名や連絡先、取材メモ、メールなどが保存されていたという。
●会社は返却を求めるも…元記者は応じず
共同通信社によると、社内ルールでは貸与機器は退職日までに返却することになっていた。
会社側は退職日までの返却を求めていたが、男性は応じていなかった。その理由は不明だが、業務上の必要性はなかったという。
共同通信社は弁護士ドットコムニュースの取材に対して「今回のようなケースは異例だった」と説明している。

