「腎臓がん」の”治療に向けた検査”は何を行うかご存じですか?医師が解説!

「腎臓がん」の”治療に向けた検査”は何を行うかご存じですか?医師が解説!

腎臓がんは初期段階では自覚症状がほとんどないため自分では気が付きにくいですが、治療計画に向けた体内評価や終わったあとのケアを正しく知ることが不可欠です。メディカルドック監修医が、治療法の選択に必要な各種検査や、術後10年以上経過しても注意が必要な再発のフォローアップについて詳しくアドバイスします。

※この記事はメディカルドックにて『「腎臓がんの検査」を受けるべき症状はご存知ですか?検査費用も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

村上 知彦

監修医師:
村上 知彦(薬院ひ尿器科医院)

長崎大学医学部医学科 卒業 / 九州大学 泌尿器科 臨床助教を経て現在は医療法人 薬院ひ尿器科医院 勤務 / 専門は泌尿器科

腎臓がん(腎細胞がん)の初期検査

がんの検査にはいくつもの方法がありますが、腎臓がんは多くの場合、腹部超音波(エコー)検査・CT検査で見つかります。
確定診断のためにはCT検査が必要です。なんらかの事情によりCT検査ができない場合にはMRI検査を行うケースもあります。
また、これらの画像検査で診断ができないときには生検を行うこともあります。生検とは、がんかどうかや、がんの悪性度を調べるための検査です。細い針を使って組織の一部をとり、顕微鏡で調べます。

治療計画に向けた検査

ステージングが行われたあとは、担当医と話し合い治療計画を立てます。ステージに応じた標準治療を基本として、本人の希望・生活環境・年齢・体の状態などを総合的に検討して治療方法を選択することが必要です。
ここでは、治療計画を立てるにあたってどのような検査必要なのかについてご説明します。

腎臓がん治療選択に必要な検査

治療選択をする上で大切なことは、がんの状態を詳しく知ることです。
がんの大きさや性質を把握するための様々な検査が行われます。血液検査・CT検査・MRI検査・生検・骨シンチグラフィ・PET検査などが用いられます。

治療前の体内評価

腎臓がんの治療を行う前に、評価が行われます。具体的には、腎臓がんの組織型(がんの種類)の分類が行われます。
組織型は顕微鏡下でのがん組織の見え方により分類されますが、同じがんの中に複数の組織型が混在しているケースもあるのです。

治療効果のフィードアップとフォローアップ

治療が終わったあと、片方の腎臓を摘出して腎臓が1つになったとしても、もう片方の腎臓が正常であれば生活に支障はありません。残った腎臓の機能を維持するためにも、高血圧や糖尿病などに注意した生活を心がけましょう。
また、このがんは治療後10年以上経過しても再発する可能性があるのです。治療が終わったあとも、健康診断や人間ドックなどを定期的に受けるようにしましょう。

配信元: Medical DOC

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