かつて出張が多かった夫は、「お土産」と言って、全国各地のお菓子を買ってきてくれました。最初はうれしかったものの、消費できる困るようになってしまって……。
出張が多い夫は
新婚のころのこと。たまにある夫の出張は、私にとって「日本各地の味」が届く楽しみのひとつでした。しかし、出張が日常になると話は変わってきます。夫は「お土産にお菓子を買う」という行為そのものに満足し、自分ではひと口も食べず……。キッチンには、お土産が箱のままズラッと並んでいることも増えました。
幼い子どもたちは食べ慣れた市販のお菓子を好んでいたため、結局、賞味期限に追われながら食べるのは私でした。
夫には事情を話し「お土産は買ってこなくて大丈夫だよ、ありがとう」と伝えました。
お土産の代わりに増えたのは
それから、夫はお土産を買ってこなくなりましたが、別の問題が発生。
仕事の訪問先で「ご家族の皆さんで食べてください」と、夫にお土産を持たせてくれることが増えたのです。再び、全国のお土産がリビングに並ぶようになりました。
ありがたい気持ちはもちろんありつつ、「早く食べなきゃ…」と心苦しさを感じていたある日、息子の学校で役員会が開かれることに。私は余っていたお土産を、差し入れとして役員会に持参しました。
すると、保護者の皆さんは、「ひと息つけるわ」「ごちそうさま!」「うれしい!」と、想像以上に喜んでくれたのです。

