趣味の集まりで耳にした、年齢や見た目だけで人を判断するような言葉。反論したい気持ちを抑えて静かに過ごしていた私でしたが、その後のある出来事をきっかけに、周囲の空気が少しずつ変わっていきました。
見下すような言葉を耳にして
趣味のオフ会に参加したときのことです。会場にはさまざまな年代の人が集まっており、和やかに会話が進んでいました。そんな中、30歳くらいの女性たちが「最近の中年男性は、本物を見極める目がないし、実力がないからねぇ」と話しているのが聞こえてきました。
私自身に直接向けられた言葉ではなかったのかもしれませんが、その場にいた中年男性の一人として、少し見下されているように感じました。とはいえ、そこで反論しても場の雰囲気が悪くなるだけだと思い、私は特に言い返すことなく、静かに話を聞いていました。
大切にしていたヴィンテージ品を披露
しばらくして、参加者がそれぞれ持ち寄ったコレクションを披露する時間になりました。私も、自分が大切にしている、ある分野のヴィンテージ品をいくつか持参していました。長年集めてきたものの中でも、特に思い入れのある品です。それを取り出した瞬間、周囲の空気が変わりました。
その趣味に長く親しんでいる人たちから、「これはすごい!」「よく手に入ったね!」と驚きの声があがったのです。中には、参加者の中にも以前から欲しがっていた幻の逸品もいくつかありました。私は自慢するつもりはありませんでしたが、長く趣味を続けてきた中で少しずつ集めてきたものが、思わぬ形で注目されることになったのです。

