経営コンサルタントを取り巻く事業環境が急速に悪化している。補助金申請などの需要が一服し、高い専門性を必要としない仕事に生成AI(人工知能)が活用されるなか、差別化を図れない会社はさらに厳しくなる見込みだ。
帝国データバンクの調査によると、今年1〜5月に発生した「経営コンサルティング業」の倒産・休廃業解散の累計は前年同時期を上回る242件だった。内訳は倒産が74件、休廃業解散が168件で、いずれも過去最悪級のペース。年間では2000年以降で最多の600件超に拡大する恐れがある。
同社によると実体的な付加価値を提供せず、制度の「さや抜き」を主目的としていた事業者の破綻が目立つという。特にコロナ禍の中小企業支援等を目的としたIT補助金(デジタル化・AI導入補助金)の申請代行は、審査の厳格化や顧客需要の一巡によりビジネスモデルとして成立しづらくなったとしている。
追い打ちをかけるように、基礎的なリサーチ等の業務を生成AIで代用する動きが強まっていて、専門性を発揮できない業者は今後も苦境が続く。ただし「生成AIによる業務代替」を直接の倒産理由とするケースはまだ確認できていない。
Xでは「多国籍企業のコンサルファームと一緒にしてはいけない」などの冷静な意見も見られたが、時代の流れに乗れない企業や業界に対して厳しい目を向ける人が多い。
コンサルってAIに食われる事業の代表格
専門性がない企業が淘汰されるのは当然だ
自分の会社に経営コンサルを入れて指導してもらえ!
コンサルの看板を借りた「制度依存ビジネス」が役目を終えただけ
パワポでそれっぽい雰囲気を出すならAIの方が優秀
また「現場を無視して『あるべき姿』を一方的に語るだけのコンサルがいた」「ミスマッチで若手コンサルが担当する業界のことを知らなかった」などと、職場で起きたコンサルがらみの失敗談も噴出している。

