静岡県の人気ハンバーグチェーン「炭焼きレストランさわやか」の品質管理について説明した、医師で作家の知念実希人氏のXへのポストが注目を集めている。
静岡県内のみに店舗を展開するローカルチェーンでありながら、県外からも多くのファンが足を運ぶ「炭焼きレストランさわやか」。名物の「げんこつハンバーグ」はスタッフが目の前でまんまるな大きなハンバーグを半分にカットし、鉄板に押し付けて仕上げるパフォーマンスでも知られている。
知念氏は9日、同チェーンの品質管理について語る投稿を引用する形で、前置きとして「『ステーキはレアでいいのに、何故ハンバーグはダメ?』と思うかもしれませんが、食中毒を起こすo-157等の病原性大腸菌は腸管にいて、食肉処理の際に肉の表面に付着します」とステーキとハンバーグの違いについて説明。そのうえで「つまりステーキでは表面にしかいませんが、挽肉のハンバーグでは内部にまで原因菌が入り込むため、中まで加熱が必要なのです」と補足した。
続けて、「ではなぜ『さわやか』のハンバーグは半生でも大丈夫なのかというと、あのお店はFSSC22000という、とんでもない衛生管理が必要な認証をとるレベルで徹底的な安全管理を行ってハンバーグを作っているからです」と同チェーンの品質管理について紹介。そして「簡単に言うと『生で食べられるユッケをハンバーグにしている』みたいな感じです」とわかりやすくまとめた。
実際、同チェーンの公式サイトでもその厳格な品質管理体制が公開されている。同チェーンを運営するさわやか株式会社は2021年1月に、食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」の認証を取得。ほかにも、食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO22000」の認証を取得している。
他社において、生焼けのハンバーグを提供したことにより、食中毒が発生した事例も報告されているなか、知念氏のポストは注目を集め、ネットユーザーから
これは安心して食べられそう!
だから静岡県でしか運営できないという噂を聞いた。
さわやか…あんたすごかったんだな…
こういった企業努力っていつ見てもびっくりさせられる
などの声が寄せられている。
ネットの声にある「静岡県外に出店しない理由」も、この徹底した品質管理と深く結びついている。同社はメディアの取材に対し、静岡県袋井市の自社工場でハンバーグを製造し、これを冷凍せずに各店舗に配送していると明かしている。こうした品質管理の体制から県外への進出は難しいようだが、それが同時に、静岡でしか食べられない味というブランディングの成功にも繋がっている。

