執拗にアピールしてくるときの「間違った接し方」

愛犬からしつこくアピールをされると、可愛さのあまりついつい構ってしまいたくなりますが、実はその対応が状況を悪化させていることがあります。
最もやってはいけないのが、犬がサインを出した瞬間にすぐおやつをあげたり抱っこしたりすることです。これを繰り返すと、犬は自分が家の中で一番偉い存在だと誤解し、わがままな性格になってしまいます。
また、しつこいアピールに対して「うるさい!」「ダメでしょ!」と大声で怒鳴るのも逆効果です。犬は飼い主が大きな声を出して一緒に喜んでくれたと勘違いし、構ってもらえた嬉しさからさらにエスカレートすることがあります。
さらに、無視をしようと決めたのに途中で根負けして「あとでね」と中途半端に声をかけるのもよくありません。犬の粘り強さを強めてしまう原因になるため、一貫した態度をとることが大切です。
飼い主がとるべき「正しい接し方」

基本は「無視」をする
犬がしつこく要求してきたときの基本ルールは、徹底的に「無視」をすることです。ここでいう無視とは、ただ声をかけないだけでなく、犬と絶対に目を合わせず、体も触らないことを意味します。
アピールが始まったら、くるっと後ろを向いて壁を見つめるか、別の部屋に移動してしまうのが効果的です。「要求しても飼い主は何も反応してくれない」ということを、犬自身に体感として理解してもらうことが目的です。
落ち着いたら褒めてあげる・要求に応じる
無視を続けていると、犬は諦めて吠えるのをやめたり、その場にゴロンと横たわったりして静かになります。
この「静かになった瞬間」こそが、次のステップです。犬が完全に落ち着いたら、優しく声をかけて、たくさん褒めてあげましょう。
おやつや遊びなどの要求は、犬が静かにしているときに飼い主のタイミングで与えるようにします。これを繰り返すことで、犬は「静かに待っていれば良いことがある」と学習します。
あらかじめ「オスワリ」などの指示を出す
犬の要求にそのまま応じるのではなく、飼い主から「オスワリ」や「フセ」などの指示を一度挟むのも非常に効果的です。犬がアピールしてきたら、まずは一言だけ静かに指示を出します。
犬がその指示に従って正しく座ることができたら、初めてそのご褒美としておやつをあげたり、おもちゃを投げたりします。こうすることで、生活の主導権が常に飼い主にあることを、犬に分かりやすく伝えることができるのです。

