
「まちがく~まちのがっこう~(以下、まちがく)」を運営する兵庫県西宮市のなごみは、7月4日(土)に「まちがく2026」の開校式・初回授業を西宮商工会議所「地域経済交流センター」で開催する。
多様な学びの機会を地域に
「まちがく」は、西宮のまち全体をキャンパスとし、年齢や立場を超えて出会い、つながり、学び合いを通して心と世界をひらき合う、新しいカタチの学校。今回で3年目を迎える。
現代は情報があふれ、どんどん便利な世の中になり、知りたい事や学びたいことのほとんどが掌の上で分かってしまうような時代。「誰かと一緒に考える場」「世代や立場を超えて出会える場」が、地域からじわじわと失われているだろう。
なごみは、人と人が出会う機会が少なくそして固定化し、自分が何が好きで何に違和感を持つのかさえ、見えにくくなっているのではないかと考え、多様な学びの機会を地域にする「まちがく」を開始した。
西宮市は人口約50万人を擁する阪神間の中核都市であり、教育への関心が高く、様々なまちの資源に恵まれ、地域活動も盛んな土地柄。しかし豊かで恵まれた環境であるからこそ、「世代や立場を超えて、まちと人がつながる活動や機会」が不足しているという。

まちがく2025 学び合いの相関図
「まちがく」は、そのすき間に「学び合い」を通した接点を市民・学生が主体的に創り出すチャレンジだ。
なお、なごみは十数年かけて地道に準備をしてきたという。
まちがくの概要とこれまでの歩み
「まちがく」対象は。子どもから大人まで誰でも参加できる。
特徴は、大学生が多く関わり、企業・団体ごとで入学できる点。みんなで一緒に創るスタイルだ。

大学生企画授業:テーマ「フェアフード」

「ひと」の授業 ゲスト:酒ミュージアム館長 弾正原氏
開催形式は、まちの中で実践的に取り組むプロジェクト授業や、単発的な講座まで多彩。

大学生企画授業 テーマ:理想の地域食堂(こども食堂)を考える

さくらFMコラボ テーマ:ラジオ制作の裏を学ぶ授業
7月~翌年2月までの8か月間に、約120回の授業を開催予定。「まちがく」には、これまでに累計4000人が参加したという。協賛企業数の累計66社で、開催した授業数は累計214回に及ぶ。
2025年度に開催された「まちがく」は、生成AIの授業。受講生が「まちがくのテーマソングの制作」に取り組んだ。年度末に開催された「まちがく」全校集会で、制作された作品の中からベスト作品が投票によって「はじまりのまち」に決定した。
