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「体調不良で脂汗が出る」症状が特徴的な”4つの病気”はご存じですか?医師が解説!

「体調不良で脂汗が出る」症状が特徴的な”4つの病気”はご存じですか?医師が解説!

体調不良で脂汗が出るときに考えられる病気はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が特徴的な病気・疾患について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「体調不良で脂汗が出る」のはなぜだかご存知ですか?考えられる病気を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

「体調不良で脂汗」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「体調不良で脂汗」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

自律立神経失調症

自律神経失調症とは、明らかな病気が無いにも関わらず自律神経のバランスが崩れることで不調がおこっている状態を指します。自立神経とは、呼吸や血液循環、消化、排泄など人間の生命維持に必要な機能を自分の意思と関係なく自動的に調整している神経です。自律神経は交感神経と副交感神経の二つで構成されています。交感神経は、体の働きを活発にする神経で興奮したときに優位になります。副交感神経は、体を休ませる神経で体がリラックスしているときに優位になります。この2つの神経がバランスを取りながら、体の働きの調整をしています。この神経のバランスが崩れると、めまいや倦怠感、動悸、不眠などさまざまな体の不調が起こることがあります。自律神経のバランスが崩れる原因として、過剰なストレスや生活習慣の乱れが考えられます。自律神経失調症を疑った場合、心療内科で相談をしてみましょう。

低血糖

低血糖とは、血液中の血糖値が異常に低くなった状態を指します。健康な方ではおおよそ70mg/dL未満となった状態を指します。低血糖となると、冷や汗や動悸、手の震えなどが起こり、さらに低血糖が進行すると意識がもうろうとしたり、けいれん、意識消失がみられることもあります。低血糖の原因はさまざまです。まず、糖尿病治療に関連したものでは、インスリンの使用量が多かったり、経口血糖降下薬が効きすぎていたり、食事のタイミングのずれや欠食、アルコール摂取などが挙げられます。糖尿病治療と関連しないものでは、食後3~5時間で起こる反応性低血糖や肝障害、薬剤性、インスリノーマなどが挙げられます。低血糖の症状がみられる場合、糖尿病の治療中であれば主治医に、治療中でなければまず内科を受診して相談をしてみましょう。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫とは白血球の中のリンパ球という細胞ががん化したものです。この悪性リンパ腫の症状としては、リンパ節の腫れ、高熱、食欲低下、体重減少、発汗などです。この汗の症状は、眠っているときにかきやすく、いわゆる寝汗で「盗汗」とも呼びます。このような症状が出たときには、まず内科、血液内科を受診しましょう。

甲状腺機能亢進症

甲状腺でホルモンが多くつくられすぎる場合、この状態を甲状腺機能亢進症といいます。甲状腺機能亢進症をきたす病気の一つがバセドウ病です。バセドウ病は自己免疫疾患の一つです。下垂体で分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)が甲状腺のTSH受容体を刺激することで甲状腺ホルモンが分泌されます。バセドウ病では、このTSH受容体を刺激する抗体が体内で作られることで、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。甲状腺機能亢進症が発症すると、交感神経系の活動が活発になり、動悸、体重減少、手の震え、汗をかきやすいなどの症状が現れます。このような症状がみられた場合には、内科、内分泌内科を受診しましょう。

「体調不良で脂汗」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「体調不良で脂汗」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

体調不良で脂汗が出るのは病気ですか?

伊藤 陽子(医師)

体調不良で脂汗が出る原因はさまざまですが、脂汗が出るほどの調子の悪さの場合、痛みがあったり、血糖値が下がったり、血圧が低くなったりと何かの病気がある可能性があります。症状が続く場合には、早めに病院を受診しましょう。

体調が悪く脂汗が止まらないのは病気ですか?

伊藤 陽子(医師)

体調が悪く脂汗が止まらない場合には、何かしらの重篤な病気がある可能性があります。低血糖や血圧低下、どこかの強い痛みなどにより交感神経の活動が亢進し、その後に迷走神経反射が起こり脂汗が出ます。脂汗が止まらなくなる場合、この不調が持続していることが考えられ、不調の原因となる病気を調べる必要があります。早めに医療機関を受診しましょう。

脂汗のような汗が出て止まらないのは自律神経が関係していますか?

伊藤 陽子(医師)

脂汗をかくことは、自律神経が影響している可能性が高いです。何か体に大きくストレスがかかる時に交感神経の働きが異常に亢進してしまい、その結果脂汗をかくようになります。交感神経は自律神経の一つであり、自律神経のバランスが崩れることで脂汗をかくようになるといえます。

配信元: Medical DOC

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