発見は朗報だが課題も。森林伐採や狩猟の脅威は続く
今回の発見によって、「ブルインコは高地の森林に生息している」という説が有力になりました。一方、研究者らによると生息域は極めて限定的とみられ、個体数は少ない可能性があるとのことでした。
また、インドネシア・オウム保護協会(KKI)が2023年から2025年にかけて実施した調査では、生息地周辺で森林伐採や鉱山開発が進んでいることも確認されました。さらに一部地域では鳥類の狩猟も続いているといいます。
これまでブルインコが生き延びてこられた大きな理由の1つは、人が簡単に近づけない山岳地帯に暮らしていたことでした。しかし、今後は調査や観光などで人の往来が増える可能性もあります。
保全関係者は、今回の再発見を出発点として、生息地の保護と実態調査を進める必要があると訴えています。
約100年にわたり科学者たちを悩ませてきたブルインコ。今回その存在が改めて確認されましたが、その生態や個体数にはまだ多くの謎が残されています。“幻の鳥”の正体が明らかになるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
参照
American Bird Conservancy「After a Century With Only One Sighting, Indonesia's Blue-fronted Lorikeet Found in Unexplored Forest」
Search for Lost Birds「FOUND: Blue-fronted Lorikeet Documented in Buru's Remote Highlands」
earth.com「Parrot species presumed to be extinct is spotted and photographed during a birding expedition」

