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「ANAがLCC以下に」SNSで批判殺到 公式謝罪も…「世界標準化」の裏にはまった落とし穴

「ANAがLCC以下に」SNSで批判殺到 公式謝罪も…「世界標準化」の裏にはまった落とし穴

全日本空輸は11日、5月19日搭乗分から実施した国内線サービスのリニューアルについて異例の謝罪を発表した。声明では、「ANAウェブサイト、ANAアプリからの予約・購入・照会・チェックイン等に関するシステムの動作に時間を要している」こと、「メールでのお問い合わせにつきましても、返信まで2週間から2か月ほどお時間を要する場合がある」ことを認め、全力で改善に当たるとしている。Xでは「LCC以下になった」「LCCに成り下がった」という批判がリニューアル実施後の5月下旬から相次いでおり、シンプル運賃(空席予測数に連動して、運賃額が変動する運賃)の座席指定制限・オーバーブッキング問題・システム動作遅延が主な火種となっている。

批判の大部分を占めるのが、フルサービスキャリアとしてのANAのイメージと現実のギャップへの落胆だ。

「ANAがLCC以下になってるwピーチの方がサービス良くないか?」

「旅は新幹線より飛行機派で座席がある、名前を預けている、添乗員がいるという安心感を買っているので、最近のANA、よくないよ、それ。と思っている。それならLCC乗る」

「例の新料金形態ね この新料金形態はマジ要注意 ANAもLCC化しつつあるね」

「ANAさん、5/19以降連日のようにTLに不評が流れてきてLCCに成り下がったなぁ…と赤組目線で眺めてた コールセンター繋がらない問題もだけどオーバーブッキング問題も深刻なようで」

シンプル運賃における「事前座席指定が搭乗24時間前から」という制限が、子連れ家族やグループ旅行者から特に強い反発を呼んだ。

「夏の帰省、ANAで取ってんだけど、まさかの座席指定できんで『は?』ってなったけど新料金システムになったの知らんでさぁ…うちは子連れなんで座席バラバラとかされたらたまらんのですが?LCCだったか?」

「ANAの新運賃プラン、安い運賃だと24時間前からしか座席指定ができなくなるとか、オーバーブッキング時に搭乗出来ない可能性が高くなるのはもうLCCと変わらないじゃないかという」

「ANAの新しい予約ページ、LCCの価格比較サイトみたいな読み込みの遅いUIがシンプル改悪だと感じる」

「LCCの『オンライン/チェックイン機でチェックインした段階で座席が確定する』システムだと思ってたんだけど、ANAで話題になってるのはどういうこと…? 支払いと席の確保がリンクしてなくて、欠航の振替便でなくてもフレックスの予約で上書きされる可能性があるなんて予約システム考えにくいんだけど」

重なったトラブルへの不信

こうした不満に、システム混乱とオーバーブッキングが重なり、対応への不信が頂点に達している。

「ANA座席指定で予約したのに勝手に座席変更されている 窓側がよかったから窓側で予約してるのに! それなら安いプランの方で予約すればよかった…」

「私的にはオーバーブッキングで当日振替する事をANAが軽く見ていると言う気がします。溢れたら振替ればいいと思ってガンガン売ってる姿勢はこばっとさんの仰られる通り『座席確保』とは言えませんね」

ANA公式のお詫びページによると、オペレーターを増員して対応にあたっているものの、依然として非常に混雑した状態が続いており、電話は繋がりにくく、メールの返信には2週間から最大2カ月ほどかかる場合があることを公式に認めている。

批判が続く一方で、航空に詳しいユーザーからは制度変更のメリットやLCCのデメリットを冷静に見つめる視点も見られた。

「個人的にはANA国内線を事前予約で取る場合は、ほぼ絶対スタンダードで取る。シンプルにするくらいお金に余裕がなければ最初からスカイマークとかにするだろう」

「ANAはスタンダード勢にとっては、むしろ改善である側面もあることにはある。マイル・PP(プレミアムポイント)はスタンダードだと積算率が良くなっており、今までのSuper Valueよりも少しだけ溜まりやすくなっている」

「騙される感が嫌なのは分かるけど、LCCの欠航時フォローの少なさはヤバいぞ。自社便以外への振替も無いし、補償や詫び金みたいなのも基本無い。あと最初に書かれてる通り国内線ならLCCとANAシンプルは賭けレートそんなに変わらない…特に繁忙期」

「LCCは席を選ぶのも手荷物持ち込みも有料です。LCCとの同質化戦略を取りつつ、ラウンジやマイルで差別化戦略。つまりANAの顧客も2極化の時代でしょうか」

「世界標準化」という背景

実は、「LCCへの成り下がり」という見方がある一方、今回のリニューアルは日本独自の国内線ルールから世界標準への移行という側面も持っている。ANAは国内線の旅客系基幹システムをBIPROGY(ビプロジー、旧日本ユニシス)のable-Dから国際線で導入していたスペイン・アマデウスのAlteaへ移行することで国内線と国際線を乗り継ぐチケットの予約と発券をスムーズにできるとされる。

「LCCモデルの話ではなく固定価格モデルの話をしている PEOPLEXPRESSはバス感覚の航空を指向し低運賃固定価格でアンチダイナミックプライシングを取ったがそれは破綻したというお話。ANAでシンプル運賃なのにオーバーブッキングさせずにキャンセル料無料にしろはピープルエキスプレスと同じということ」

手荷物については、従来の「重量制(合計20kgまで)」から「個数制(1個あたり23kg・3辺158cm以内)」へと変更された。これはデルタ航空やユナイテッド航空など欧米大手キャリアが採用する個数制の世界基準(23kg/158cm)と同一のルールだ。また、オーバーブッキング発生時のボランティア募集・補償提供→強制搭乗拒否という対応フローは、米運輸省や欧州規則(EU261)で義務付けられた手順と同じロジックに基づいている。

一方でANA公式ページでは、技術的なトラブルとして「提携航空会社運航便を含む旅程のオンラインチェックイン不可」「提携航空会社運航便での非常口座席指定不可」といった既知の不具合が2026年6月10日時点でも続いており、空港の自動チェックイン機または空港カウンターでの対応を求めている。

今夏の帰省シーズンを控え、シンプル運賃を選択した場合は搭乗24時間前まで座席が確定しないことを前提に旅程を組む必要がある。子連れやグループ旅行では、割高になってもスタンダード運賃を選ぶことが現実的な選択肢となる。問い合わせはメールより空港カウンターが現状では確実だ。ANAは改善を続けると表明しているが、混乱が収束する具体的な時期については11日時点で示されていない。

配信元: iza!

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