フィラリアの予防薬の服用前に血液検査が必要な理由
Q.フィラリアの予防薬を服用する前は、必ず血液検査が必要とされていますが、なぜなのでしょうか。
椿さん「フィラリアの予防薬は、フィラリアというミミズのような形をした寄生虫が体内で成長するのを防ぐ薬です。毎月投与することで、感染初期の幼虫を駆除し、成虫になる前に予防する仕組みになっています。
ところが、もしすでにフィラリアに感染している犬が予防薬を服用すると、体内にいる幼虫が一度に駆除されることになります。その際に体が強い反応を起こし、体調不良を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。感染数が少なければ軽い症状で済むこともありますが、感染状況によっては重篤な状態になる可能性もあります。そのため、必ずフィラリアの感染がないことを血液検査で確認してから予防薬を開始することが重要です。
フィラリアは蚊が媒介として感染するため、蚊が発生し始める時期からシーズン終了まで、月に1度の投与が基本になります。薬があるから大丈夫と思っていても、実際には飲み込めていなかったり、吐き出してしまったりするケースもあります。そのため、継続して予防している犬であっても、毎シーズン開始前に検査を行ってから投与を始めるというのが原則です」
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任意接種とはいえ、飼い犬が感染症にかからない可能性はゼロではないため、特に外出することが多い場合は定期的なワクチン接種を実施した方が安心できます。健康で長く暮らすためにも、ワクチンや定期検診などの実施を心掛けるのが良さそうです。
