家族の未来を守るために決めたこと
夫の実家には元妻との子どもたちの写真が飾られており、元妻の子どもと私の息子の顔がそっくりなので、この写真を私が見たら気づくと思い、夫の実家へ行く前に告白したそうです。夫からは「この他に嘘はない。すまなかった」と言われました。
私はこの事実に衝撃を受け、返す言葉が思い浮かばず、ただ混乱するばかり。結婚に反対していた両親には相談できませんでした。しかし息子のためにも、感情的になって決断するのは良くないと思い、数日間気持ちの整理をすることに……。
後日、私は夫に「離婚も選択肢に入れている。それほどあなたを信頼することに不安を感じている。もし、婚姻生活を続けたいと思うなら誓約書を作り、約束を交わして」と頼みました。
夫が承諾したので、私と夫、そして行政書士と一緒に打ち合わせをし、家事・育児の協力、女性関係、金銭面など、夫婦間で紛争が起こり得る内容について誓約項目を決め、破られた場合の離婚の慰謝料や養育費の取り決めをしました。
このように、今後、共に生活する上で必要な決め事を整理し、もし守られない場合は、離婚しても子どもの養育費を確保できるようにし、心の安心材料を備えたのです。
私は息子のために、未来を見据えた選択をしました。夫婦間で誓約書を作成し、口約束ではなく文書にすることで約束事を固く守るという意思表示をしてもらいました。
「次はバツ3にならないように気をつけてね!」と冗談交じりに言った私に、夫は苦笑いしながら、「もう結婚の記録更新はしないよ。これが最後だ」と答えましたが、この先どうなるかはわかりません。ただ、誓約書で交わしたことで改めて夫婦のあり方を再確認できました。
その後、夫は以前より家事・育児を積極的におこなうようになっています。二人で決め事を守り、息子の笑顔が途切れないようにしていきたいです。
著者:門林りん/30代女性。国際結婚後、不妊治療の末、妊娠。妊娠糖尿病を経て、2024年男の子を出産。海外旅行したときにご当地のタンブラーを集めるのが趣味。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

