「男性ホルモンを増やす方法」はご存知ですか?増やす食べ物・飲み物も医師が解説!

「男性ホルモンを増やす方法」はご存知ですか?増やす食べ物・飲み物も医師が解説!

男性ホルモンの働き(役割)

男性ホルモンの働き(役割)

男性ホルモンであるテストステロンは、体の様々な部分に作用して男性の健康を支えています。その代表的な働きをいくつか紹介します。

性機能を維持する働き

テストステロンは男性の性欲(リビドー)に関わり、勃起や射精などの性機能を支えるホルモンの一つです。思春期以降に十分なテストステロンがあることで、精子形成が進みやすい状態になります。また脳にも作用し、意欲や活動性に関わる可能性が指摘されています。
ただし、性機能や意欲はテストステロンだけで決まるわけではなく、血管の状態(動脈硬化)、睡眠、ストレス、パートナーとの関係、服用薬、基礎疾患(糖尿病など)も大きく影響します。

筋肉や骨を強くする働き

テストステロンにはタンパク同化作用があり、筋肉のタンパク質合成に関わります。テストステロンが適切に保たれることは、筋力・筋肉量の維持にとって重要です。また骨代謝にも関与し、骨密度の維持に役立ちます。
中高年でテストステロンが低下すると、筋力低下や骨密度低下につながることがあり、転倒・骨折リスクにも影響します。とはいえ、筋肉や骨は運動習慣や栄養(タンパク質、ビタミンD、カルシウム等)にも大きく左右されます。

血液を作る働き

テストステロンは造血(赤血球を作る働き)にも関与します。男性の赤血球数やヘモグロビンが女性より高い背景には、性ホルモンの影響があるとされています。
一方で、テストステロン補充療法(TRT)では赤血球が増えすぎる(多血)ことが副作用として問題になることがあります。後述するように、治療を行う場合は定期的な採血で安全性を確認することが重要です。

精神面への働き

テストステロンは脳に作用し、気分、集中力、意欲などに関わる可能性が報告されています。テストステロンが低い状態で、抑うつ気分や活力低下を伴う方がいることも知られています。ただし、気分の落ち込みや不眠、集中力低下はストレス、うつ病、不安障害、睡眠障害、甲状腺疾患、貧血などでも起こります。「男性ホルモンだけが原因」と決めつけず、必要に応じて医療機関で総合的に評価することが大切です。

代謝を改善する働き

テストステロンは体組成や代謝とも関係し、テストステロンが低い男性では内臓脂肪が増えやすい、糖代謝が悪化しやすい、といった関連が報告されています。 また、低テストステロンの男性に対するテストステロン補充療法(TRT)で、インスリン抵抗性や脂質の一部が改善したという報告もあります。ただし研究結果は対象や条件で差があり、効果は個人差も大きい点に注意が必要です。代謝改善の基本は、まずは睡眠・運動・食事の土台作りです。

男性ホルモンの分泌を増やす方法

男性ホルモンの分泌を増やす方法

低下した男性ホルモンを「確実に」増やす万能法はありませんが、生活習慣の改善によって、テストステロンが低下しにくい体の状態をつくることは可能です。 なお、症状が強く、血液検査で明らかな低テストステロンが確認される場合は、医師の評価のもとで治療(テストステロン補充療法:TRT)を検討することがあります。

適度な運動をする

運動はテストステロン維持に役立つ可能性があり、特に体重増加がある方では、運動と減量によりテストステロンが改善するという報告があります。筋力トレーニングや有酸素運動は、筋肉量の維持、内臓脂肪の減少、代謝改善に寄与し、結果的にホルモン環境を整える助けになります。 ただし、運動直後のホルモン変化は一時的で、長期の変化は体重・睡眠・栄養などの総合要因で決まります。まずは継続しやすい運動(週数回のウォーキング、軽い筋トレなど)から始めましょう。持病がある方は医師に相談の上で安全に行ってください。

十分な睡眠をとる

テストステロンは睡眠と関連し、睡眠が不足すると低下する可能性が報告されています。忙しい時期に睡眠が短くなると、日中のテストステロンが下がることが示された研究もあります。 睡眠時間の目安は人により異なりますが、多くの方で7時間前後を確保し、規則正しい就寝・起床を心がけることが基本です。寝る前のスマホやカフェインを控える、入浴でリラックスするなど、睡眠の質を上げる工夫も役立ちます。いびきが強い、日中の眠気が強い場合は睡眠時無呼吸症候群の評価も検討しましょう。

ストレスを減らし生活習慣を整える

慢性ストレスは睡眠の質を下げたり、生活習慣を乱したりして、結果的にホルモン環境に影響する可能性があります。ストレスをゼロにするのは難しいため、「回復の時間(休息・趣味・入浴・軽い運動など)」を意識的に作ることが重要です。
また適正体重の維持は大切です。内臓脂肪が増えるとテストステロンが低下しやすい傾向があるため、極端な食事制限ではなく、続けられる方法で体重を整えましょう。
飲酒は量が重要で、過度の飲酒は性機能や睡眠の質に悪影響を及ぼすことがあります。喫煙も血管に悪影響でEDを悪化させる可能性があるため、控えることが推奨されます。

配信元: Medical DOC

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