●「W杯休暇」は認められるのか
ワールドカップ期間中は「仕事を休みたい」という大人たちの本音もSNSにあふれる。
では、観戦のために会社を休むことは問題ないのだろうか。
有給休暇であれば、原則として取得理由を問われない。ワールドカップ観戦を理由に休暇を取得すること自体は、法的に問題となるケースは少ない。
ただし、無断欠勤したり、虚偽の理由を申告したりした場合には、服務規律違反として懲戒処分の対象になるリスクがあると考えられる。
●忘れられない一日か、それとも学校優先か
世界中が熱狂する4年に一度の祭典だ。子どもにとっては、一生忘れられない経験になるかもしれない。
1980年代生まれの筆者も、深夜に眠い目をこすりながら見たアメリカ大会やフランス大会の記憶は昨日のことのように残っている。
一方で、学校生活を優先するという考え方にも十分な理由がある。
大切なのは、「なぜ休みたいのか」「なぜ行ってほしいのか」を親子で共有し、納得できる着地点を探すことだ。
最近では、一部の自治体で「ラーケーション」(学習+休暇)という制度も導入されており、学校外での学びや体験を重視する考え方も広がりつつある。
ワールドカップという特別なイベントだからこそ、教育や制度も踏まえながら判断することが求められそうだ。

