こんなはずじゃなかった
せっかく家族がそろったのに、ぎくしゃくしてしまうつもりはありませんでした。
しかし、Aさんは「お迎えはあなたね」「休日は食事も作って」と、これまでの遅れを取り戻してほしい一心で次々とタスクを振ってしまいます。
「だって7年間私はひとりでやったんだから!」
夫もそのピリピリした雰囲気には気づいていたのでしょう。何とかしなければならないとお互いに思っていながら時が過ぎていきました。
夫も辛かったことを忘れていた
ある日、家族の雰囲気に耐えかねた夫がAさんに話しかけました。
「君も今まで辛かったのはわかるけど、こちらも大きく環境が変わったばかりなのに子どものことを任されても正直どうしていいかわからないよ」
Aさんは夫の言葉にハッとさせられました。自分はちっとも夫に寄り添えていなかったと気づいたのです。
夫も望んで単身赴任になったわけではなく、かわいい我が子と離れて暮らさねばならず辛かったことでしょう。やっと戻ってきて子どもと関われるようになったのに、妻はサポートしてくれず押しつけてくるなんてどうしていいかわからなかったことでしょう。
Aさんは夫に寄り添えていなかったことを反省。自分の辛かったことを理解してもらうことと、夫の立場に立って考えることの間をうまく見つけていきたいと思ったのでした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。

