
逗子アートフェスティバル実行委員会は、「逗子アートフェスティバル 2026 (以下、ZAF2026)」を10月3日(土)~25日(日)の期間、開催することを決定。テーマ、キービジュアル、主要会場、および第1弾参加アーティストを発表した。
テーマは「はじまりの未来、はじまりの場。」
3年に一度の特別開催年となる「ZAF2026」では、新たに総合プロデューサー・ディレクターに墨屋宏明氏を迎え、「はじまりの未来、はじまりの場。」をテーマに開催する。
未来と過去は切り離されたものではなく、「いま・ここ」に存在する流れの中にある。この考え方には、逗子在住の写真家・森山大道氏の言葉「過去はいつも新しく、未来は常に懐かしい。」への共感も込められている。
また、テーマの着想には、建築家・思想家 R. バックミンスター・フラーによる『テトラスクロール』の思想がある。生命や物理の起源ともされる「三角形」の構造を手がかりに、多様な人々や文化が交わりながら未来を形づくっていく姿を重ねている。
キービジュアルのアートディレクションは山田悠太朗氏が担当。三角形のエレメントを象徴的に用いながら、海と街、文化が交差する逗子を舞台に、人や表現が有機的につながり広がっていくZAF2026の世界観を表現している。
メイン会場は地域の歴史的建造物「旧本多邸」

写真撮影:小野寺宗貴
ZAF2026は、登録有形文化財であり、久米設計により保存・改修された歴史的名建築「旧本多邸」をメイン会場として活用する。

Installation view at P3 art and environment, 1989, photo:Yoshihiro Hagiwara
邸内では、R. バックミンスター・フラーの『テトラス クロール』を始め、国内外で活躍する複数のアーティストによる、空間と歴史に呼応した特別な展示を展開。また日替わりのカルチャーイベントなど、毎日通いたくなる「場」を創出する。
なお、『テトラス クロール』は、20世紀を代表する建築家・思想家のフラーが遺した、宇宙や生命の真理を紐解く大型石版画絵本だ。
ZAF2026のテーマやキービジュアルを象徴するこの重要な作品を、P3 art and environment (代表:芹沢高志氏) の展示協力のもと、メイン会場の旧本多邸にて特別公開する。
また、次の世代のこどもたちや学生が、テトラスクロールをテーマにした朗読や映像制作を行い、市民参加型のインスタレーションを制作発表する予定だ。
