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「空咳が止まらない」症状が特徴的な”7つの病気”はご存じですか?医師が解説!

「空咳が止まらない」症状が特徴的な”7つの病気”はご存じですか?医師が解説!

空咳が止まらないときに考えられる病気はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が特徴的な病気・疾患について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「空咳が止まらない」原因は何かご存じですか?対処法や考えられる病気を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

「空咳が止まらない」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「空咳が止まらない」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

喘息

喘息は、気道の慢性的な炎症により咳や息苦しさが起こる病気です。ヒューヒュー・ゼーゼーという喘鳴や、夜間・早朝に強くなる咳が特徴です。
喘息発作を悪化させる要因としては、喫煙・呼吸器感染症・アレルゲン・大気汚染・ストレス・アルコールなどがあります。
治療の基本は吸入ステロイド薬の使用で、軽症でも継続的な管理が重要です。普段から、腹式呼吸を意識するのもよいでしょう。
夜間の咳や息苦しさ、運動や会話での息切れがある場合は、早めに呼吸器内科を受診しましょう。

咳喘息

咳喘息は、ゼーゼー感や息苦しさはなく、空咳だけが続く喘息の一種です。風邪・冷気・運動・喫煙などの要因が刺激となり、咳が出やすくなります。
大人の場合、30〜40%が本格的な喘息に進行するという報告もありますが、早く見つけて適切な治療をおこなえば喘息になるリスクは軽減できます。
治療は、気管支喘息と同様に吸入ステロイド薬の使用が基本です。症状が強い場合は、気管支拡張剤や抗アレルギー薬も合わせて使用します。
咳が続く場合は、早めに呼吸器内科を受診しましょう。

胃食道逆流症

胃食道逆流症(GERD)は、胃酸が逆流して食道や喉を刺激し、空咳の原因となる病気です。胸やけや喉のヒリヒリ感があり、食後に症状が悪化しやすいのが特徴です。
胃食道逆流症の治療は、胃酸を抑える薬の服用と生活習慣の改善が中心です。脂っこい食事やアルコールを控え、上半身をやや起き上がらせて寝る工夫をするのもよいでしょう。
受診すべき診療科は、消化器内科です。

百日咳

百日咳は、強い咳が長く続く感染症です。風邪のような症状から始まって咳が徐々に強くなり、回復するまで2〜3ヶ月かかるのが一般的です。
百日咳に特徴的なのは、発作的に起こるけいれん性の激しい咳で、咳込み後の嘔気が見られるケースもあります。
治療には抗菌薬が使われますが、原因となる菌が消失したあとも咳症状が続くケースは少なくありません。
強い咳が続く、咳の後に吐きそうになるなどの症状がある場合は、速やかに呼吸器内科を受診しましょう。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は強い咳が長引くのが特徴の感染症です。
代表的な症状は風邪と似ており、熱や頭痛、だるさ、咳などです。一般的な風邪よりも咳が長引きやすく、熱が下がったあとも3〜4週間続きます。肺炎にはならず、気管支炎で済む人が多いのですが、重症化するケースもあります。
治療には、百日咳と同様に抗菌薬が使われます。
風邪の咳が長く続く場合は、内科や呼吸器内科を受診しましょう。

間質性肺炎

間質性肺炎は、肺の壁の一部が硬く、厚くなったり炎症を起こしたりすることによって、空咳や息切れが続く病気です。膠原病や薬の副作用など、何かしらの原因がある場合と、原因不明の場合があります。
間質性肺炎の咳には、咳の反射を抑える中枢性の咳止めや知覚神経に作用する薬が使われます。原因となる疾患がある場合、その疾患の治療も重要です。
咳に加えて息切れがある場合は、早めに呼吸器内科を受診しましょう。

肺がん

肺がんは、肺の細胞が異常に増えるがんです。喫煙や受動喫煙、遺伝、大気汚染などで発症リスクが高まるとされています。
初期症状は少ないこともありますが、進行すると空咳や血痰、胸の痛みなどが見られます。
がんの状態によって、手術、放射線治療、抗がん剤などを使用して治療をおこないます。
自治体のがん検診を受けるとともに、異常を感じたら早めに呼吸器内科を受診しましょう。

「空咳が止まらない」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「空咳が止まらない」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

空咳が続いた場合、何科を受診すべきでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

空咳が続く場合は、呼吸器内科が基本です。ただし、喉の違和感が強ければ耳鼻咽喉科、胸やけや食後に悪化する咳の場合は消化器内科が適しています。判断に迷うときは内科で相談し、必要に応じて専門科を紹介してもらいましょう。

空咳がどのくらい長引いたら病院を受診した方が良いでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

空咳が3週間以上続く場合は、医療機関を受診しましょう。ただし、夜間に咳き込む、息苦しい、痰に血が混じるといった症状があれば、3週間を待たずに早めの受診をおすすめします。

市販の咳止めを飲んでも空咳が3週間続くのは百日咳でしょうか?

伊藤 陽子(医師)

百日咳の可能性もありますが、以下のようなほかの病気も考えられます。感染後咳嗽、咳喘息、間質性肺炎、肺がんなどです。いずれにせよ、市販薬で改善しないときは早めに医療機関を受診してください。

乾いた咳が止まらず夜眠れません。即効性のある止め方はありますか?

伊藤 陽子(医師)

夜間の空咳がつらい場合、以下のような工夫を試してみてください。寝室の湿度を保つ(加湿器の使用や濡れタオルを干すなど)、温かい飲み物やのど飴で喉を潤す、枕を高くして上体を少し起こした姿勢で寝る、喉を冷やさないようマスクやネックウォーマーを使うなどです。空咳が眠れないほど強い場合、喘息や百日咳などの可能性もあります。一度受診し、適切な治療を受けることも検討しましょう。

熱はないのですが喉がむずむずして空咳が止まりません。ストレスが原因でしょうか?

伊藤 陽子(医師)

以下のような病気の場合、ストレスが原因で咳が悪化する可能性があります。心因性咳嗽、気管支喘息、アトピー咳嗽などです。ただし、感染症の後に咳が残っている、アレルギーが関係して喉がむずむずしているなどの可能性も考えられます。一度呼吸器内科を受診することをおすすめします。

配信元: Medical DOC

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