サッカー元北朝鮮代表で2010年W杯南アフリカ大会にも出場した鄭大世氏が15日、CBC・TBS系情報番組「ゴゴスマ -GO GO!Smile!-」に生出演。同日早朝に行われたサッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の1次リーグF組・日本ーオランダについて、独自の視点で解説を繰り広げた。
FIFAランキング8位の強豪オランダを相手に、2-2の劇的なドローに持ち込んだ日本代表。鄭氏が特に注目したのは、後半43分に生まれた劇的な同点ゴールだった。
コーナーキックからFW小川航基が頭で合わせたシュートが、ゴール前にいたMF鎌田大地に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らしたこのプレー。小川は自身の手応えから歓喜してベンチへと駆け寄せたが、公式記録は鎌田のゴールとなった。
鄭氏は、カタールW杯での名シーン「三笘の1ミリ」を引き合いに出し、「『鎌田の1ミリ』ですね」とネーミング。さらに戦術面から、オランダの誇る195センチのDFファン・ダイクの頭上を越えた絶妙な位置に小川が入り込んでいた点を「一番のチャンスになる場所」と絶賛した。
また、鄭氏はゴールを決めた後の小川のリアクションにも注目。「上田綺世選手が絶対的な1番手という中で、本人は悔しい思いをしていたはず」と思いやりつつ、「アイスランド戦でもめちゃめちゃガッツポーズして喜んでいたが、今日の試合でも喜んだ後の顔がまったく一緒だった」とうれしそうに指摘。「アメリカのキャンプ地が暑いのか、顔がすごい日焼けして真っ黒でしたね。アイスランド戦と今日で顔の色が違いました(笑)」とマニアックな観察眼を披露し、スタジオの笑いを誘った。
さらに、後半12分にMF中村敬斗の強烈なシュートが決まって同点に追いついたシーンにも言及。中村の放った鋭いシュートは、コース上にいたFW前田大然に当たったようにも見えたが、記録は中村のゴールに。鄭氏は、前田のゴールになっていたかもしれない絶妙な位置関係に触れ、「前田大然選手は(ゴールの運を)持っていないと思いました」と冗談交じりに語った。

