●「聴診器を噛みちぎられた」ケースも
過去には、傷病者本人から顔面を殴られたり、噛みつかれたり、頭突きをされたりした事例があった。
また、救急車を蹴られる、救急隊の携帯電話を壊される、聴診器を噛みちぎられる、感染防止衣を破かれるといった物損被害も確認されている。
●搬送遅れで命に影響も
東京消防庁は、こうした妨害行為によって救急車の到着や医療機関への搬送が遅れ、傷病者の治療開始が遅れる可能性があると指摘する。
さらに、妨害を受けた救急隊が出場できなくなり、別の救急隊が対応を余儀なくされるほか、隊員が身体的・精神的な苦痛を受けることで業務に支障が生じるおそれもあるという。
東京消防庁は「限りある救急隊が迅速に現場へ向かうことができるよう、救急隊の活動にご理解とご協力をお願いいたします」と呼びかけるとともに「救急活動への妨害行為について、法的措置も辞さず、毅然と対応してまいります」としている。

