●報道や監督の辞任は関係あるの?
大きく報道され、監督辞任にも追い込まれたことから、「十分に社会的制裁を受けたとして、起訴を見送ったのでは?」と思う方もいるかと思います。
こうした事情も、処罰の必要性を弱める方向に働きうると考えられます。
ただ、今回のケースでは、こうした事情がなくても不起訴になった可能性が高いと思われます。
逆に、捜査の結果、児童虐待が背景にあるとか、暴行の程度がひどい、被害者が強く処罰を求めているといった事情が認められるのであれば、初犯でも起訴に傾くこともあります。
●今後はどうなる?
不起訴により、通常はこのまま事件は終結し、これ以上の捜査が行われることはないと考えられます。
また、不起訴処分は前科にはなりません。事件として捜査が進められ、処理したこと自体は捜査機関内部の記録としては残るでしょうが、通常はその内容が外部に出てくることもありません。
(参考文献)「情状弁護Advance アドバンス」(現代人文社、2019年)
監修:小倉匡洋(弁護士ドットコムニュース編集部記者・弁護士)

