なんだかおかしい
さらに観察していると、B美さんは、相手によって態度を完璧に変えていることにも気づきました。
いわゆるカースト上位のセレブママや、顔の広いママには露骨に媚びる一方、立場が弱そうな人には明らかに冷たい。
しかも、人によって言うことまで違うのです。
あるママには「子供はのびのび育てるのが一番よね〜」と言っていたのに、別のグループでは「あそこの家、全然習い事させてないらしいよ」と陰口。
そんな彼女を見ていると、「私も、どこかで何か言われているかもしれない」と思い、なんだか不安になっていきました。
ゾッとした出来事
極めつけは、参観日での出来事でした。
授業が始まる前、ママ友何人かで話している最中に、B美さんが、「A子さんって本当にしっかりしていて憧れる♡」と、私を褒めました。
彼女の言葉を純粋に受け取って喜ぶことはできませんでしたが、表面上では「そんなことないよ~」と笑って返しました。
ところが参観終了後、通りかかった廊下で、別グループに向かってB美さんがこう話しているのを聞いてしまったのです。
「A子さんって天然だから、ちょっと心配なんだよね〜(笑)」
──ゾワッとしました。
ああ、この人は、誰かと本音で関わりたいわけじゃないんだ。
その場その場で言葉を取り繕い、目の前にいる人となんとなく盛り上がればいいと思っているだけなんだ。
初対面の印象が本当によかったのも、そういうわけなのでしょう。

