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「乳がん」における”抗がん剤治療の4つの副作用”はご存じですか?医師が解説!

「乳がん」における”抗がん剤治療の4つの副作用”はご存じですか?医師が解説!

乳がんの抗がん剤治療の副作用はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が乳がんの抗がん剤治療の副作用について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「乳がん」の「抗がん剤治療」の進め方とは?副作用についても医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山本 康博

監修医師:
山本 康博(MYメディカルクリニック横浜みなとみらい)

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい院長
東京大学医学部医学科卒業 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医 日本内科学会認定総合内科専門医

乳がんとは?

乳がんは乳腺に発生する悪性の腫瘍で、リンパ節転移しやすいのが特徴です。進行すると、リンパ節だけでなく肺や骨などに遠隔転移します。乳がんは男性に発生する場合もありますが、罹患数の多くは女性です。治療法や生存率は男女とも大差ありません。

乳がんの抗がん剤治療の副作用

抗がん剤治療は副作用への対症療法が進歩し、多くの副作用が緩和されつつあります。ここからは、抗がん剤治療に対する副作用とその対症療法を説明していきます。

脱毛

抗がん剤は髪の毛をつくる毛母細胞にダメージを与えるため、脱毛が起こります。高頻度で脱毛が起こるとされている抗がん剤は、ドキソルビシンやアンスラサイクリン系の薬剤です。一般的に、抗がん剤投与から2〜3週間を目安に脱毛が始まります。男性は部分的に脱毛するケースもある一方、女性は完全脱毛のケースがほとんどです。
脱毛部分は刺激に弱くなるため、外出時だけではなくマスクやケア帽子を用いて皮膚を保護しましょう。抗がん剤治療終了後は、男女とも脱毛は改善されます。

吐き気・嘔吐

抗がん剤が嘔吐中枢や消化管粘膜を刺激し、吐き気や嘔吐が起こります。すべての抗がん剤で、吐き気や嘔吐が起こるのではありません。吐き気や嘔吐の副作用がある薬剤を使う際は、抗がん剤に適した制吐剤が予防的に投与されます。
主に用いる制吐薬は、アプレピタント(イメンド)や副腎皮質ホルモン剤(グラニセトロン)などです。基本的に制吐剤を使用する場合は、抗がん剤投与の直前に点滴で投与したり数日間連続で決まった時間に服用したりします。ほかにも急な吐き気の症状が出現した場合には、頓服の制吐薬を用いた対処が可能です。

骨髄抑制

骨髄抑制による血球の減少は抗がん剤投与から7〜10日後を目安に始まり、3週間程度で回復します。骨髄抑制によって減少する血球の種類と主な症状は、以下のとおりです。

白血球(好中球):感染症の罹患や重症化

赤血球:貧血

血小板:出血傾向、止血しづらい

白血球減少時は、白血球の産生を促す(G-CSF製剤)の注射を行います。加えて抗がん剤を休薬したり、人との接触を減らしたりする感染対策が必要です。赤血球や血小板の減少に対しては、輸血で対処したり休薬したりして血球数の回復を待ちます。

倦怠感

抗がん剤投与から2〜3日後を目安に、倦怠感が生じる場合があります。しかし、倦怠感が起こる明確なメカニズムは解明されていません。身体や頭が重く感じる、気持ちが不安定になるなどの症状もあります。倦怠感が強い場合には、無理せず休息を取りましょう。

配信元: Medical DOC

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