子猫から成猫になる過程で起こる変化5選
オトナの猫へと成長する過程には、見た目だけでなく、行動や生活習慣など精神的な部分にも違いが出てきます。
毎日一緒に過ごしていると気づきにくいこともありますが、遊び方や食事、睡眠など成長の中で見られやすい変化を紹介します。
1.体つきがしっかりしてくる
イエネコの成猫は平均して約4キログラムで、生まれた時と比べると30〜40倍も大きくなります。骨格や筋肉が発達することで、子猫特有の丸みのある体型から引き締まった体つきへ変わっていきます。
子猫は目が大きくタレ目のように見えますが、成長すると目つきがしっかりしてきます。頭の横についているように見えた大きな耳も、成長とともに頭部とのバランスが整い、猫らしい顔つきになっていきます。
2.遊び方に変化が出る
子猫は目につく物にすぐ反応し、よく見ずに飛びついてしまうことがあります。部屋の中の小さな虫やゴミもすぐに口にしてしまうことから、誤飲・誤食は子猫には非常に多い事故のひとつです。
成長するとすぐに飛びかからなくなるとは限りませんが、その傾向には性格も大きく関係します。子猫のときの経験から、狙いをよく定めて動いたり、お気に入りのおもちゃで集中的に遊ぶようになったりします。
3.睡眠と生活リズムが安定してくる
子猫の頃は長時間眠ることが多く、遊んでは眠る行動を繰り返します。遊んでいる途中や食事中でも急に眠ってしまうこともあります。
成長すると次第に活動時間と休息時間にメリハリが出て、猫なりに生活リズムが安定していきます。2〜3歳くらいになると、飼い主の生活に合わせて過ごす時間帯が決まってくる場合もあります。
日中は寝てばかりに見えることがありますが、活動量とのバランスが取れていれば自然な変化のひとつです。
4.食事量や好みに変化が見られる
成長期の子猫は、体を作るために多くのエネルギーを必要としますが、成猫に近づくにつれて必要なカロリー量も変化していきます。ある時を境に少しずつ食べる量が落ち着いてくるでしょう。
さらに、猫は生後数週間から4〜5ヶ月頃までの「離乳期からジュニア期」にかけて食べた物の味や食感、ニオイを好む(食性の定着が起こる)といわれます。離乳食を終えた時期からは、ドライ派・ウェット派や、チキン派・フィッシュ派のように、食べ物の好みが分かれてくることもあります。
5.甘え方や距離感が変わる
小さな頃は、常に後をついて回っていたコでも、成長が進むとともに、だんだん自分のタイミングで甘えてきたり、ひとりで過ごすようになったりして、飼い主との関わり方にも変化が出てきます。
3歳くらいになっても、まだ遊び盛りな個体は多いものの、落ち着きが出てくることで、飼い主の近くでゆったりと過ごす時間が増えることもあります。
成長によって行動の幅が広がり、自分なりの過ごし方を見つけていく時期ともいえるでしょう。
成長に合わせて見直したいお世話のポイント
猫の成長に合わせたお世話の見直しは、「食事」「医療」「生活環境」の3つが重要です。
生後4週以降は少しずつ離乳食を始める時期です。生後8週くらいまでは、まだまだミルク派の個体がいるので、生まれてどれくらい経ったかよりも個体の成長に合わせましょう。
生後2ヵ月前後から、子猫用フードに移行します。最初はお腹を壊しやすいので、離乳食のようにふやかして少しずつ1週間ほどかけて切り替えるようにしてください。食事は体重に合わせて計量し、1日3〜4回に分けてしっかり栄養を摂らせてください。
この頃から体が一気に大きくなるので、上下運動ができる環境やゆとりのあるサイズのトイレも用意しましょう。とても好奇心旺盛な時期でもあるため、誤飲やケガを防ぐための環境も整えてください。はじめてのワクチン接種もこの時期から始めます。
生後5ヵ月を過ぎると性成熟を迎えるため、避妊・去勢手術を検討する時期です。発情期を迎えるとマーキングなどを始めるため、早めに動物病院で相談しておきましょう。
そして生後1年を迎えて成猫期に入ったら、食事を成猫用フードへ切り替えます。切り替え方は、子猫用フードのときと同様です。これからは、おもちゃを使った定期的な遊びで運動不足とストレスを解消し、愛猫の健康を守りましょう。

