1.足に痛みや違和感がある

犬が自分の足を噛んでいる原因として、多く考えられるのが身体的なトラブルです。
足に痛みやかゆみ、しびれ、違和感などを感じていると、それを確認したり解消したりしようとして噛むことがあります。
犬は散歩などで肉球に傷がついたり、指の間にとげが刺さったりすることもあり、炎症を起こすことも少なくありません。
また、関節部分を舐めたり噛んだりしている場合は、関節に炎症が起きていたり軽度の脱臼などを起こしていたりすることも考えられます。
痛みや違和感があると気になって何度も噛んでしまうので、傷が広がってしまったり炎症を引き起こしたりする可能性もあります。
犬が何度も同じ部分を噛んでいるときや噛んでいる部分に異常が見られたら、動物病院で一度診てもらうことをおすすめします。
傷や炎症があればもちろんですが、見た目にはわからなくても関節など体の内部でトラブルが起きていることも考えられます。
舐めたり噛んだりすることで傷が荒れてしまう場合は、靴下などを使って物理的に保護する必要もあります。エリザベスカラーなど専用の道具もあるので、動物病院に相談するのもいいでしょう。
2.ストレスを抱えている

犬が無心になって足を噛んだり舐めたりしている様子が見られるときは、ストレスを感じている可能性があります。
足そのものに痛みや異常があるわけではなく、精神的なストレスや強い不安などがかかったとき、気持ちを落ち着かせるために無意識にこのような行動をしてしまうと考えられています。
犬自身は意識して足を噛んでいるわけではないので、強く噛み過ぎて傷ができてしまったり、毛が抜けて炎症を起こしたりすることも多くあります。
また、足を噛む行動だけでなく、体を掻いたり同じ場所をウロウロ動き回ったりするような行動も同じようにストレスが原因となることもめずらしくありません。
強いストレスによってくり返し行う行動を「常同行動」といい、身体的トラブルにつながるものは「自傷行動」と呼ばれることもあります。
飼い主さんが心配になって止めようとしても、一時的におさまっても目を離した途端にくり返してしまうことが多く、むずかしいと考えられています。
叱ったり体を押さえたりして止めると、その行為自体がストレスになって助長してしまうこともあるので、接し方には注意が必要です。
犬のストレスの原因を考えて、生活環境を変えたりコミュニケーションを増やしたりして根本的な改善を目指しましょう。
それまでは他のことで気を紛らわせるようにしたり、靴下や包帯を利用して物理的に阻止したりすることが有効だとされています。

