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地域で育てる新しい部活動――鯖江市・地域クラブ活動の現場から見える未来

教員負担や少子化を背景に進む部活動改革。その最前線である鯖江市では、休日部活動の地域展開によって「地域で育てる部活動」が形になりつつあります。地域クラブによって生まれた新しい現場では、生徒だけでなく指導者にも変化が起きていました。

(佐藤氏による指導に、真剣に耳を傾ける生徒たち)

全国で中学校の休日部活動を地域展開する動きが進む中、鯖江市では2026年度から地域クラブ活動への移行が本格的にスタート。現在、「地域クラブ活動活性化事業」として、全国トップレベルの指導者を継続的に招き、中学生や地域指導者に向けた専門的な指導が行われています。

陸上競技ではオリンピアンの右代啓祐氏、吹奏楽では全国トップレベルの実績を持つ佐藤正人氏が指導を担当。競技・芸術それぞれの分野で、学校の枠を超えた学びの機会が広がっています。

地域クラブとして動き出したばかりの現場では、どのような変化が起きているのでしょうか。

全国トップレベルの指導を地域クラブで

5月29日と30日、市内3つの中学校で活動する吹奏楽クラブを対象に、吹奏楽指導者として全国的に知られる佐藤正人氏による指導が実施されました。

コンクール課題曲を題材に、音の強弱やフレーズの作り方だけでなく、楽曲全体の構成や表現意図についても細やかな指導が行われていました。

佐藤氏は、「自分のパートだけでなく、曲全体を理解することが大切」と生徒たちに語りかけながら、音楽を仲間と創り上げる楽しさを伝えました。

学ぶのは中学生だけではない

現場で特に印象的だった今回の取り組みの特徴は、生徒だけでなく地域クラブの指導者も一緒に学べる点です。

吹奏楽クラブの地域指導者を務める佐々木さんは、「専門的な内容を分かりやすく教えていただき、自分だけでは気づけない視点を学ぶことができた」と振り返ります。また、「子どもたちだけでなく、指導者自身のスキルアップにもつながっている」と事業の効果を実感していました。

地域クラブ活動活性化事業は、中学生の成長を支えるだけでなく、地域指導者の育成にもつながっているといえるでしょう。

配信元: マイナビ子育て

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