入社から3年以内に3割の若手社員が辞める早期離職の傾向が続いている。
イベント事業などを手掛けるIKUSAは、社会人1~3年目の若手社員400人を対象に「新人・若手の早期離職に関する実態調査」を3月に行い、その概要を19日に公表した。 「入社3年以内に退職経験あり」が37.0%、「退職経験はないが辞めたいと思ったことがある」が21.8%で、合わせると58.8%が早期離職の当事者・予備軍だとした。
早期退職をした、またはしたいと思った235人にIKUSAが理由を聞くと「労働時間・休日」「チーム内の人間関係」「給与水準」「上司との関係」が多数を占めた。
日々の業務で最もストレスを感じる瞬間は、「チーム内で相談しづらい雰囲気を感じたとき」の29.8%が最多。一方で早期離職を防ぐ上で最も重要だと思うものを尋ねると、「チームの雰囲気」31.3%が最多となり、「評価・制度」18.5%、「上司との関係性」18.0%、「給与・待遇」17.3%を大きく上回った。若手社員の離職防止には、柔らかなコミュニケーションが欠かせないようだ。
厚生労働省の調査によると2022年の「新規学卒者就職率と就職後3年以内離職率」は33.8%(大卒)だった。1987年以降、最低はバブル崩壊で景気が低迷した1992年の23.7%で、最高は2004年の36.6%。これまでに40%を上回った年はない。
3は魔の数字?
入社から約3カ月後に退職者が増える「3カ月の壁」もあり、Xでは会社を去る当事者や、人材を失う会社側のコメントが多く見られた。
優しくしているのに新入社員が辞めていく
研修1カ月目で退職したのはさすがに想定外
「逃げ癖がつく」という人もいるが、逃げ癖より耐え癖の方がバカを見る世の中だ
3年後、3カ月後の離職を防ぐには若手社員が安心して働ける環境づくりが大切だとされるが「新人を育成しようにも、雑に扱われた中堅がいなくなって教育できない」と嘆く声も聞かれた。

