どんなに親しい家族であっても、お金の問題は難しいものです。助けたい気持ちがあっても、どこまで手を貸すべきなのか迷いますし、関係が近いからこそ断れなくなってしまうこともありますよね。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
繰り返される姉からの要求
「今月きつくて……ちょっとだけ貸してくれない?」
毎月のようにかかってくる姉からの電話。
夫が海外出張で家を空けることが多い姉は、家計が苦しくなっても夫には相談せず、仲のいい妹の私にお金を借りようとするのです。
昔は独身で余裕もあり、姉のためを思って渋々応じていましたが、私も結婚して子どもが生まれたことで状況は一変。
将来のことを考えると、我が家には姉に貸せる余裕などどこにもなくなってしまいました。
突きつけた厳しい現実
ある日、私は心を鬼にして姉を呼び出し「こんなことを続けていても、いつまでも解決しないよ。一緒に現実を見よう」と伝えました。
最初は渋っていた姉でしたが、私が必死に説得すると、ようやく通帳とカードの明細を全て並べ、家計と向き合い始めました。
見えてきたのは、収入の問題というより支出の問題。
ひとつひとつの出費は小さくても、それが積み重なり、家計に負担をかけていたのです。
通帳や明細を見返しながら現状を整理していくうちに、姉の表情は次第に曇っていきました。
「こんなに使っていたなんて気づいてなかった……」
姉はそう言って、しばらく明細を見つめていました。
私はただお金を渡すのではなく、姉が自分で家計をやりくりするための「仕組み作り」を提案しました。
一緒に現状を整理していくしかないと思ったのです。

