なぜ脱水になる?注意が必要なシーン

脱水は単に水を飲まないときだけでなく、予想外の場面で発生します。まず警戒すべきは夏の暑さや過度な運動です。犬は人間のように全身で汗をかけないため、パンティング(ハアハアという呼吸)による気化熱で体温を下げますが、このときに大量の水分を消費します。
また、下痢や嘔吐といった体調不良時も要注意です。お腹を壊すと短時間で大量の水分と電解質が失われ、急速に脱水が悪化します。
さらに、高齢犬や持病がある犬は、喉の渇きを感じにくくなったり、腎臓などの病気によって尿の量が増えすぎてしまったりすることがあります。季節を問わず、愛犬の置かれた環境や体調の変化に敏感でいることが大切です。
飼い主ができる脱水予防と緊急時の対応

予防の基本は、愛犬がいつでも新鮮な水を飲める環境を整えることです。家の中に水飲み場を複数設置し、器が空になっていないか頻繁に確認しましょう。
水をあまり飲まない子には、ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、犬用のウェットフードやスープをトッピングしたりして食事から水分を補給させる工夫が効果的です。
もし脱水のサインが見られたら、無理に大量の水を飲ませようとせず、自力で飲める程度の水を少量ずつこまめに与えてください。
ただし、ぐったりしている、何度も吐いているといった場合は自宅でのケアには限界があります。自己判断で様子を見すぎず、できるだけ早く動物病院を受診して、点滴などの適切な処置を受けさせてあげましょう。

