定年後の夫は、私の家事を当たり前のように見ていました。何げないひと言に傷ついた私は、自分の一日を記録して見せることにしました。
夫の無理解にモヤモヤ
夫が定年退職してから、家で一緒に過ごす時間が増えました。最初は、これまで仕事を頑張ってきた夫にゆっくりしてほしいと思い、できるだけ変わらず家事をこなしていました。
ところが、夫は朝からテレビを見たり、新聞を読んだりしているだけで、家のことにはほとんど関心を示しません。それどころか、私が少し疲れた様子を見せると、「家にいるだけならラクだろ」と言われることが何度かありました。
悪気はなかったのかもしれません。でも、毎日家事をしている私には、その言葉がとてもこたえました。
家事を書き出してみた
ある日、私は朝起きてから寝るまでに自分がしていることを紙に書き出してみました。朝食の準備、洗濯、掃除、買い物、昼食と夕食の支度、後片付け。さらに、親の通院の付き添いや薬の管理、役所への用事などもありました。
書いてみると、自分でも驚くほど細かい作業がたくさんありました。私はその紙を夫の前に置き、「これが私の一日」とだけ伝えました。
最初は軽い気持ちで見ていた夫も、読み進めるうちにだんだん黙り込みました。そして、「こんなにやっていたのか」と小さな声で言いました。

