よだれを出さない練習をすることに
親子でしっかり向き合うことは、息子が「よだれを出さないよう意識すること」と「友だちに嫌なことを言われたときの対応」を学ぶ良い機会だと考えたのです。
「よだれが出てるから遊ばないって言われたなら、よだれを出さない練習をしよう。遊べない理由がなくなるでしょ? 」と伝えると、「わかった! 」と本人も、自身の癖を直すことへ前向きな姿勢を見せてくれました。
息子に起きた変化は……
前向きになったとはいえ、実際には「よだれを出さないように意識すること」は、息子にとってはとても難しいことのようでした。テレビやブロック遊び、本を読んでいるときなど、何かに集中すると、どうしても口が開き、よだれが出てしまうのです。
癖を意識づけるために私が様子を見守り、口が開きそうなタイミングで「よだれ、ゴックンしようね」と、その都度声かけをするという地道なトレーニングを続けました。そのかいあってか、徐々にではありますが、集中しているときでも自らよだれを飲み込めるようになってきました。
「友だちに嫌なことを言われたときの対応」に関しては、自分の気持ちと相手にどうしてほしいのかを言葉で伝える練習を重ねました。そして迎えた始業式の朝、息子には「お友だちに、遊んでくれるか自分で聞いてきてね。応援してるよ」と声をかけて送り出しました。
自分で問題に対処できるか、私はドキドキしながら自宅で帰りを待つことに。やがて帰宅した息子は、「お友だち、これからずっと一緒に遊んでくれるって! 」と満面の笑みで私に教えてくれたのです。一つのつらい経験を自分で乗り越えられた自信が表情に出ているような気がして、私も誇らしい気持ちになりました。
監修:松田玲子(助産師)
著者:石垣まり/30代女性・ライター。5歳男児のママ。大学病院で4年間助産師として勤務し、現在は筆耕業務をおこなっている。副業として、妊娠・出産・育児・芸能などの記事を執筆中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

