長年、私は医療費控除という制度をよく理解しないまま過ごしていました。家族の通院や治療で、毎年それなりに医療費がかかっていたにもかかわらず、「確定申告は難しそう」「自分には関係ない」と思い込んでいたのです。そんな私が制度の大切さに気付いたのは、友人との何げない会話がきっかけでした。
「自分には関係ない」と思い込んでいた
わが家では、毎年家族の病院代がそれなりにかかっていました。とはいえ、私は医療費控除について詳しく調べたことがありませんでした。
「確定申告は難しそう」「会社員(当時)の自分にはあまり関係ないのではないか」。そんな思い込みがあり、領収書をきちんと整理することもなく過ごしていたのです。制度の名前は知っていても、自分の生活に当てはめて考えたことはありませんでした。
友人のひと言で気付いた“知らなかった損”
ある年、友人と話していたときのことです。医療費の話題になり、友人が「申告したら還付金が戻ってきた」と教えてくれました。しかも、かかった医療費はわが家とそれほど大きく変わらないように感じました。それなのに友人は数万円の還付金を受け取っていたと聞き、私は驚きました。
そのとき初めて、「もしかして自分は、知らなかっただけで損をしていたのではないか」と思ったのです。

