「悪性リンパ腫」の”3つの治療法”はご存じですか? 医師が解説!

「悪性リンパ腫」の”3つの治療法”はご存じですか? 医師が解説!

悪性リンパ腫の治療方法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が悪性リンパ腫の治療方法について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「血液検査で悪性リンパ腫」がわかる? 確認すべき”5つの数値”を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中路 幸之助

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

悪性リンパ腫とは

悪性リンパ腫は、血液がん(造血器腫瘍)の一種で、白血球の成分の一つであるリンパ球が異常増殖して発症します。リンパ球とは、感染症から体を守る免疫系の役割を果たしており、B細胞、T細胞、NK細胞などの種類があります。
悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大きく分類され、さらに腫瘍細胞がどの細胞由来なのかによって100種類以上の病型に分類されます。
早期発見と適切な治療が重要で、病型や進行状況によって治療法や予後が異なります。

悪性リンパ腫の治療

悪性リンパ腫の治療法の選択は病状や進行度によって異なります。以下、各治療法を詳しく解説します。

薬物療法

悪性リンパ腫の治療には主に化学療法が用いられ、抗がん剤でがん細胞の増殖を抑えます。複数の薬剤を組み合わせ、点滴や経口で投与され全身に作用します。副作用の管理も重要で、治療中は定期的な検査と医師のフォローが必要です。また、分子標的薬や免疫療法も併用されることがあります。

放射線療法

放射線療法は高エネルギーの放射線で癌細胞を破壊し、腫瘍の縮小や症状の緩和を図ります。この方法は照射部位を限定するため、健康な組織への影響を抑えられます。化学療法や手術と併用されることもあります。治療の進行や腫瘍の位置、患者さんの健康状態に応じて適用範囲や方法が決定されます。

造血幹細胞移植

造血幹細胞移植は、高用量の化学療法や放射線療法でがん細胞を破壊した後、健康な造血幹細胞を移植し、正常な血液細胞を再生させる治療法です。自家移植では患者さん自身の幹細胞を使用し、同種移植では適合するドナーの幹細胞を使用します。この治療法は悪性リンパ腫の再発や進行を抑える効果があり、患者さんにとって再生の希望となります。ただし、感染症リスクや拒絶反応などの副作用もあるため、医師の指導のもと慎重に行われます。

配信元: Medical DOC

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