俳優の仲野太賀が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合など)の第23回が14日、放送され、荒木村重(トータス松本)の妻・だし(山谷花純)の壮絶な最期に、さまざまな反響が寄せられた。
「豊臣兄弟!」とは?
豊臣秀長(仲野)を主人公に、天下人となる兄・秀吉(池松壮亮)を補佐役として支えた弟の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。
「鎌倉殿の13人」の好演連想「けなげ&不憫が似合う」
この日の放送で、織田信長(小栗旬)に謀反を起こし、有岡城に籠城を続ける村重に対し、羽柴小一郎長秀(仲野)が攻略を試みた。10カ月以上続く籠城でも有岡城からの反撃の勢いが衰えないことを訝しんだ小一郎は、村重に買収されて物資を横流ししていた織田方の兵をみつけて阻止。補給を絶たれ困窮する村重に、降伏を勧める書状を送った。だしは、対応に悩む村重を家臣を救うためにも信長に謝罪すべきだと説得。村重は、「もし万が一の時は、この命に代えてもそなたのことは守る。何も案ずるな」と述べた。そして使者として有岡城を訪れた小一郎に頭を下げ、これまでの非をわびた。
実は小一郎は面会に先んじてだしに書状を出し、事前の説得を頼んでいた。だしは「好きで応じたわけではない」としつつ、家臣たちを救う唯一の手段だったと苦渋の選択だったことを明かし、戦の行く末を小一郎に一任する代わりに、夫の命だけは必ず助けてほしいと嘆願。小一郎は無論そのつもりだと笑顔で答えた。
しかし村重はその夜、信長への恐怖を募らせてパニック状態となり、翌朝、妻子や家臣を捨てて単身で毛利のもとへまさかの逃亡。前日の言葉とは真逆の夫の裏切りに、だしは激しく取り乱し、「おのれ…おのれ、村重ー!」と怒りを爆発させた。有岡城は瞬く間に陥落。信長は見せしめとして村重の家臣たちの皆殺しを命じ、だしや一族も京・六条河原で斬首されることになった。河原に敷かれたゴザに正座しただしは、差し出された目隠しを辞退すると、穏やかな表情で空を見上げ、「殿…それでも…お慕い申し上げておりました」とつぶやく。そして覚悟を決めたように長い髪を右肩へ流し、自ら首筋をさらした。次の瞬間、刀が振り下ろされ、だしの首がシルエットで落ちるという衝撃的な最期が描かれた。
この演出に衝撃を受けた視聴者は多く、SNSには、
「だしさあああああんんんん!」
「わかっていたけどしんどい展開…」
「だし様、最期まで誇り高い」
「処刑シーンエグい」
「女子を斬首…」
「影演出とかもう…」
「NHK攻めてるなぁ」
といった反響が続々と寄せられた。
また
「山谷花純さんの怒髪天演技、すてきだったわ」
「『おのれ村重~!』良かった」
など山谷の熱演も好評で、
「『鎌倉殿の13人』の時もそうだったけど、けなげ&不憫が似合う」
「あーまた花純ちゃん、あー小栗君にあー」
など、「鎌倉殿の13人」(22年)で好演した鎌倉幕府2代将軍・源頼家(金子大地)の側室・せつ(山谷)が政争に巻き込まれて非業の死を遂げた経緯を思い出す大河ファンも見受けられた。

