高校受験の前夜、母は私のために縁起のよい夕食を用意してくれました。受験に「勝つ」という思いを込めたトンカツ。そこには、私の好きなカキフライも添えられていました。おいしさについ箸が進んだ私でしたが、その夜、思いがけない体調不良に襲われることになったのです。
受験前夜に母が用意してくれた夕食
それは、私が15歳で高校受験を控えていた前日の夜のことです。母は、私が受験に合格できるようにと願いを込めて、夕食にトンカツを用意してくれました。「勝つ」にかけた、母なりの応援だったのだと思います。
食卓にはトンカツだけでなく、カキフライも並んでいました。受験前日とはいえ、私は「いまさら焦っても仕方ない」と腹をくくり、母が作ってくれた夕食をしっかり食べることにしました。料理はとてもおいしく、緊張していた気持ちも少しほぐれたように感じました。あまりのおいしさに、私はつい父の分のカキフライまで食べてしまったのです。
夜中に襲ってきた猛烈な吐き気
ところがその夜、私は猛烈な吐き気で目を覚ましました。そこから先は、苦しかった記憶しかほとんど残っていません。夜中に両親も飛び起き、私を救急病院へ連れて行ってくれました。
病院では点滴を受け、症状が少し落ち着いたところで、ようやく眠ることができました。翌朝はまだ少し微熱がありましたが、どうにか受験会場へ向かいました。体調は万全とは言えませんでしたが、なんとか試験を受けることができ、結果的に高校にも合格できました。

