子どもの「日焼け止めイヤ!」は「線路塗り」で解決! 今こそ知るべき子どもの正しい紫外線対策

子どもの日焼け止めはいつから? 子ども向け日焼け止めの選び方

ーーいざ日焼け対策をするにあたり、日焼け止めの使用開始目安を教えてください。

藤枝 一般的に、ものすごくお肌が弱くなければ、3歳から大人と同じ物を使っていいといわれています。アネッサですと、新生児を除く赤ちゃんから使えます。外遊びをする機会が増える年齢から、しっかり始めていただいていいかなと思います。たとえば「アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク NA」「アネッサ ミネラルUV マイルドジェル」は、赤ちゃんから大人まで同じようにお使いいただけます。

左から「アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク NA」「アネッサ ミネラルUV マイルドジェル」

ーー「マイルドミルク」「マイルドジェル」は、赤ちゃんでも使えるという点でどんなこだわりがありますか?

藤枝 どちらも低刺激で敏感肌向けに作られていて、「マイルドジェル」のほうはノンケミカル処方となっています。

ーーよく「ノンケミカル」と書かれてる日焼け止めを見ると「なんとなく肌に良さそう」と曖昧に考えがちです。具体的にはどういった処方ですか?

藤枝 紫外線を防ぐ成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のふたつがありまして、「吸収剤」を使わずに「散乱剤」だけのものを「ノンケミカル」と呼んでいます。「散乱剤」はUVを鏡のように反射する働きがあり、「吸収剤」は紫外線を浴びたときに吸収して、熱エネルギーとして放出する、という働きがあります。

ーーこちらのふたつは、それぞれ「SPF」の違いもあります。

それぞれ数値が異なり、シーンによる使い分けがオススメ

藤枝 はい、それぞれ、シーンに合わせて選ぶことをオススメします。「SPF35+」の「ジェル」は日常的な公園遊びやお出かけに、「SPF50+」の「ミルク」は1日中外にいるような海水浴やバーベキューなどでも、これくらいあれば安心という数値です。

ーー日常づかいなら、「SPF35+」で十分なんですね。

藤枝 そうですね。さらに肌のハリを失わせ、シミやシワなどの原因となる、UV-Aを防ぐ効果を表す「PA」という表示ありますが、「ジェル」が「PA+++」、「ミルク」が「PA++++」で、どちらも防御効果が非常に高いことを表しています。これくらいあれば安心ですね。
また、それぞれテクスチャーがまったく違います。

「ミルク」(左)はみずみずしいテクスチャーで塗り上がりはさらさら、「ジェル」(右)はのびやかで肌なじみがよく軽い仕上がりに

ーー特に子どもは、テクスチャーによって塗らせてくれたりそうじゃなかったり、好き嫌いが激しいですよね。

藤枝 そうなんです。ちょっとでもイヤだとなかなか塗らせてくれないこともあります。「ベタベタするのがキライ」「これはサラサラしているからいい」とお子さまによって好みがあると思いますので、いくつか試してお選びいただいてもいいと思います。

ーーそういった点では、子育て世代が学生だったころはなかったジェルは、とても塗りやすいですよね。

藤枝 そうですね。ジェルは年代問わず人気があります。年々いろいろな人が日常的に塗るようになってきたので、肌心地がすごく重視されるようになってきたんです。

塗るのを嫌がる子にはどうすべき? 日焼け止めの塗り方のコツ

ーー最近では「ウォータープルーフ」も当たり前になっていますが、どちらにも処方されています。海水浴やプールでの必要性はわかりますが、日常でもウォータープルーフがあったほうがいいのでしょうか。

藤枝 日焼け止めは、しっかり塗っていても少しずつ落ちていくものではあるんです。特にお子さまは汗をかきやすいですよね。そういう意味では、お子さまは日常的にウォータープルーフが必要かなと思います。うちの子どももすぐに汗だくになるので、子どもは日焼け止めが落ちやすいことを実感します。

ーーお子さまはおいくつですか?

藤枝 今年5歳です。

ーー何歳から塗っていますか?

藤枝 生後半年くらいから、お出かけのたびに塗っていました。ただ、やっぱり赤ちゃん時代は塗らせてくれますが、2、3歳ごろに自我が芽生え始めるとなかなか塗らせてくれなくなったりしますよね。

ーー塗らせてくれないとき、どうしていますか?

藤枝 塗らせてくれなくなった時期と、電車や車が大好きになっていった時期が重なったので、腕に線路や道路を描いてから塗り広げていました。「線路描くよー」と言うと嫌がらずに塗らせてくれます。

いつもはめんどうくさがる日焼け止め。「線路を描くよ! 」と言うと興味津々に!

ーーいいですね! 子どもの好きなものを描くと、自ら「やって」と言いに来てくれそうです。

藤枝 ほかには、「ごしごし」よりも「ぎゅっぎゅ」と握りながら塗るとまんべんなく塗れるので、オススメです。うちの子どもも「ごしごし」はくすぐったい感じがするからか、「ぎゅっぎゅ」のほうが嫌がらないんですよね。

「ぎゅっぎゅ」と抑えるように塗り広げると、まんべんなく塗ることができている実感も

ーーなるほど! マッサージのような、スキンシップのような感覚があるんでしょうね。

藤枝 塗りムラにもなりにくいのでオススメです。

ーー一方で、保育園に行く前など、忙しい朝の時間帯に塗るのが難しいこともあります。毎日のルーティンに取り入れるコツはありますか?

藤枝 ご家庭それぞれのルーティンがあると思いますが、個人的には玄関で塗るのがオススメです。うちでは、顔を洗って歯を磨いて靴を履いて、そのときに玄関に置いてある日焼け止めをささっと塗ってお出かけ、という流れです。
一緒に外出する場合は、たとえば公園遊びのとき、これからの時期は定期的に水分補給の時間を取ると思います。塗り直しの目安は2、3時間おきですが、水分補給のたびに塗り直していただくのがスムーズかなと思います。

ーー子どもに塗る際に、大事な部位はありますか?

藤枝 塗り忘れが多いのが、耳、首の後ろ、生え際ですね。首の後ろは帽子を被っているから大丈夫かなと思いきや、帽子だけでは防ぎきれないことが結構あります。

塗り忘れがちな耳と首の後ろ。夏が来る前に「もうこんなに真っ黒に!? 」と驚くのはよくあること……

ーー水遊びの場合、塗り直しの頻度を多くする必要があるなど、注意点などありますか?

藤枝 水遊びの場合も、基本的には2、3時間ですね。どのシーンでも2、3時間経つと肌に吸収されていったり、汗で落ちたり、服や指のこすれで落ちたりするものです。

配信元: マイナビ子育て

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