ブロッコリーとカリフラワーの違いはどのようなものでしょうか。メディカルドック監修管理栄養士がブロッコリーとカリフラワーの違いについて解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ブロッコリーとカリフラワー」ビタミンCが摂取しやすいのは?2つの”違い”を解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
佐藤 直美(管理栄養士)
2015年管理栄養士免許取得。
ブロッコリーとは?

ブロッコリーは、地中海沿岸原産の野生のキャベツをもとに改良された野菜で、主に花のつぼみ(花蕾)と茎を食べます。イタリアで改良された後ヨーロッパ各地へ広まり、日本には明治時代に伝わりました。本格的に普及したのは戦後以降で、現在は年間を通して流通しています。日本では主に冬から春にかけて旬を迎えます。
ブロッコリーとカリフラワーの違いは?

ブロッコリーとカリフラワーはどちらもアブラナ科の同じ仲間の野菜で、花のつぼみの部分を食べるという共通点がありますが、見た目や栄養、食感に違いがあります。
まず見た目では、ブロッコリーは緑色で、つぼみがやや開いた構造です。カリフラワーは白色が一般的で、つぼみが密集してかたまりのようになっています。この色の差は含まれている色素成分によるもので、ブロッコリーにはβカロテンなどの色素が多く、緑黄色野菜に分類されます。一方、カリフラワーは色素が少ないため淡色野菜に分類されます。
カリフラワーとは
カリフラワーは、アブラナ科アブラナ属に分類される野菜で、ブロッコリーと同じ仲間です。花のつぼみが集まった花蕾という部分を食べるのが特徴です。地中海沿岸を原産とする野生キャベツから品質改良されて生まれた近縁野菜で、白い色をした品種が一般的ですが、近年はオレンジ色や紫色などの品種もあります。
栄養の違い
ブロッコリーは、βカロテンがカリフラワーの約50倍と豊富で、ビタミンKや葉酸などが多く含まれ、緑黄色野菜に分類されます。
カリフラワーは、ビタミンCや食物繊維、カリウムを含み、淡色野菜に分類されます。組織が緻密なため加熱してもビタミンCが壊れにくい特徴があります。
健康効果の違い
ブロッコリーはβカロテンやビタミンK、葉酸などを比較的多く含み、さらにスルフォラファンなどの抗酸化成分も含有しています。これらの成分は体内の酸化ストレスの軽減に関与すると考えられており、結果として生活習慣病のリスク低減や皮膚・粘膜の健康維持に役立つ可能性が示唆されています。また、食物繊維が豊富なため、腸内環境を整える働きも期待できます。一方、カリフラワーはビタミンCやカリウム、食物繊維を含み、免疫機能の維持や体液バランスの調整、便通の改善などに関与します。つぼみが密集した構造のため、調理条件によってはビタミンCの損失が比較的少ない傾向があります。味にくせが少なく、やわらかく調理しやすいことから、幅広い世代の食事に取り入れやすい野菜といえるでしょう。
■ 色・分類・ブロッコリー:緑色(緑黄色野菜)
・カリフラワー:白色(淡色野菜)
■ βカロテン
・ブロッコリー:豊富(カリフラワーの約50倍)
・カリフラワー:少ない
■ ビタミンC
・ブロッコリー:非常に多い
・カリフラワー:多い(加熱しても壊れにくい)
■ 食感
・ブロッコリー:つぶつぶ・しっかり
・カリフラワー:ホクホク・緻密
■ 注目成分
・ブロッコリー:スルフォラファン
・カリフラワー:食物繊維、カリウム

