景色と味わうヨーロピアンフュージョン
『MISHMASH(ミシュマシュ)』
昌徳宮の真横に面した絶好ロケーションにある『MISHMASH』。2階建の韓屋が素敵で、エントランスからわくわく!
続いて紹介するのも『on 6.5』と同じく安国エリアに位置する『MISHMASH』。こちらは昌徳宮(チャンドックン)に隣接する韓屋をモダンに改装したレストランで、まず最大の推しポイントとしてはダイニングフロアとなっている2階から昌徳宮を見下ろす形で絶景が味わえるということ。胸きゅん韓国史劇で観るような風景を間近に愛でながら食事できるなんて、たまらない空間であります♡
11月に訪れたときはちょうど紅葉シーズンでもあったので、俄然、ねらうは自然光が降り注ぐランチタイム!
……が、そりゃあ甘くはありません。当然のごとく11月のランチに空きなどございませんでした。いいんです、いいんです。窓からの景色は諦めたとて、酔える素敵な空間と、とにもかくにもミシュラン獲得という高い評価を得た料理そのものが何よりのお楽しみ、ですから。デンマークと韓国のフュージョンとのことですが、気になるコースの内容は……。
木の温もりたっぷりの韓屋をリノベーションした、落ち着く店内。1階がキッチン、ダイニングは天高の2階フロアに。
本日のメニュー表。前菜4品、メインは豚、魚、牛のショートリブから選び、メインの付け合わせにはガーリックライス。最後にデザートとお茶かコーヒーが含まれた全7品のコース。1人90000ウォン。※ドリンクは別料金
別英語の表記もあるので安心!
まずオーダーしたのは、みんな揃いも揃ってグリーンみかんのエイド。韓国ってどこも、フルーツのエイドが本当に美味しいからついつい頼んでしまいます。
最初のアミューズ。石の器に盛られた、なんとも美しいお姿。素材そのものを楽しむ2種からスタート。内容はごめんなさい……、説明の韓国語を聞き取ることができませんでしたTT
2品目はのこちらは、自家製豆腐にしめじのピクルスとサクサクのクルトンが乗ったもの。あと5皿欲しかったやつ。優しい味が胃袋に沁みました。
続く温菜。サクサクもっちもちなじゃがいも団子、焼いたチェリートマト、肉厚なキノコ、そしてふわふわのローストダックが重ねられた器に、温かなコンソメスープが目の前で注がれます。この一つ一つどの食材も素晴らしく美味しくて、出汁がしっかり効いたコンソメスープも、口の中をめいっぱい幸せにしてくれました🥹 この白くて丸いものが完全にトック(お餅)だと思っていたら、じゃがいものお団子でした。
韓国らしい味わいのスパイシーなぷりぷりエビ。青ネギパウダーと炒めたサクサク玄米が、またいい食感!
この日、メインに選んだのは白身魚スズキをカリッと焼き付けたもの。フルーティなペッパーソースとのコンビネーションが絶妙でした。そして写真を撮り忘れてしまったのが痛恨のミス! 一緒に出されたごはんは石釜で炊かれたふかっふかのガーリックライスでした。ガーリックライスとはいえ、いわゆるパンチの効いた✊というものではなく優しい味で、これまたメイン料理と一緒に食べた時の相性が最高だったのです。なんだか、日本人の舌にとても合った、というか。
〆のデザート。自家製バニラアイスクリームにかかっていたのは、なんと20年熟成の醤油ソースと、ほんのりゴマ油!? 上に乗ったパフの食感も相まって、味わったことのない香ばしさが鼻の奥をかすめ、最後の最後まで本当に度肝を抜かれました。
柔らかな光と影が曖昧ににじんで、食事を終えた後の余韻まで美しかった『MISHMASH』。一歩外に出ても目の前が昌徳宮を囲む塀なものだから、なんだかファンタジーの世界に入り込んだままの錯覚に。しばらく、そんな非日常の中を歩く感覚で帰れるなんて、これまたお店からの最高のギフト♡
想像を軽やかに超えてくる未知の味と、目に入るすべてのものの美しさ。お店に足を踏み入れた瞬間から最後の最後まで、わくわくとドキドキと感動で、夢のような時間が続いた『MISHMASH』での2時間半。「食」と「空間」で初めて味わう幻想的な世界、それを見せてもらった感覚です。
今回訪れた2つのフュージョンは、どちらもまったく新しい世界に出会わせてくれました。これからもコリアフュージョンの開拓になんだかハマってしまいそうな予感です。
editor/writer YURI SUGIYAMA
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