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山手線のアクシデントでなぜ湘南新宿ラインまで止まる? 駒込駅の「並走」と朝ラッシュの混乱

山手線のアクシデントでなぜ湘南新宿ラインまで止まる? 駒込駅の「並走」と朝ラッシュの混乱

JR山手線は6月24日朝、駒込駅で人身事故が発生。この影響で同線の内回りが一時運転見合わせとなっただけでなく、湘南新宿ラインも新宿駅以北の宇都宮線と高崎線で一時運転を見合わせた。通勤・通学ラッシュを直撃したこの事態に、SNSには「なんで山手線の人身事故で湘南新宿ラインが運転見合わせになるのだ????」「乗ろうと思っていた湘南新宿ラインが、山手線止まったがために運休になるってロジックが何一つ理解できない」といった困惑の声が相次いだ。

駒込駅の構内で人身事故が発生したのは午前6時15分頃。山手線内回りは運転を見合わせ、外回りにも遅れが生じた。駒込駅にはホームドアが設置されている。

駒込駅を「通過」する湘南新宿ライン

「山手線の駒込駅で起きた事故なのに、なんで遠く群馬や栃木へ向かう湘南新宿ラインまで止まってしまうの?」と疑問に思うかもしれない。その理由は、駒込駅の線路の「並び方」と「絶対に二次災害を起こさないためのルール」にある。

実は湘南新宿ラインは、池袋駅から田端信号場駅の間、「山手貨物線」と呼ばれる線路を走行しており、山手線に隣接する形で信号場の西側にある駒込駅を通過している。つまり、山手線のホームのすぐ近くを、湘南新宿ラインの列車が停車せずに通り抜けているのだ。

駒込駅のホームで人身事故が起きると、すぐに救急隊員や警察の人たちが救助に駆けつける。その際、ケガをした人を安全に助け出したり、救急車のベッド(ストレッチャー)を運び込んだりするために、どうしても「すぐ隣にある湘南新宿ラインの線路」に一歩足を踏み入れたり、道具を置いたりしなければならないスペースが必要になる可能性が出てくる。

「近接停止」の原則

もしそんな救助活動の真っ最中に、時速90キロ前後で走る湘南新宿ラインの電車がすぐ横を通り過ぎたらどうなるだろうか。風圧で吹き飛ばされたり、救急隊員の人たちが電車にはねられたりして、さらに大事故(二次災害)になってしまう。

だから、鉄道のコントロールセンターは「事故が起きた線路のすぐ隣の線路も、安全が確認できるまでは絶対に電車を動かしてはいけない」という厳しいルールを決めている。今回の湘南新宿ラインのストップは、理不尽な巻き添えではなく、現場で命がけの救助活動をする人たちや、乗客の安全を100%守るために必要な「優しいブレーキ」だったのだ。

ただ、この影響により、朝のターミナル駅は大きな混雑に見舞われた。特に赤羽駅では、湘南新宿ラインの運休により埼京線へ乗客が流出。Xには「歩けないレベルで積み残し多数」「ホーム入場規制」といった投稿で溢れた。また、一部の湘南新宿ラインが「品川行き」や「大宮行き」に行き先を変更して運転されるなど、広範囲でダイヤが乱れた。

結局、山手線と湘南新宿ラインは午前7時39分頃に運転を再開したものの、埼京線や東海道線を含め、一時最大1時間20分程度の遅れや運休が発生し、多くの利用者が足止めを余儀なくされた。

配信元: iza!

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