先生の一言で、肩の力が抜けた
そんなある日、担任の先生と話す機会があり、「無理に集団へ入れようとせず、本人が安心して過ごせることを一番に考えましょう」と静かに背中を押してもらいました。その言葉を聞いた瞬間、ずっと張り詰めていた気持ちがふっとほぐれていくのを感じました。
息子なりの"こだわり"と"つながり"
帰り道、改めて息子の塗り絵をじっくり見てみると、グラデーションを意識したり、同じ色を重ねて濃淡をつけたりと、実に丁寧に工夫を凝らしていました。「きれいに塗れてるね」と声をかけると、息子は少し自慢げに「ここは春のお花が咲く色にしたんだ」と教えてくれました。その豊かな発想と集中力に、思わず胸が熱くなりました。また別の日には、同じく一人で遊んでいた子と自然に隣り合い、二人で枝を使って地面に絵を描き、声をほとんど交わさないままくすくす笑い合っていました。息子なりのペースや、息子らしい友だち付き合いの形がちゃんとあると気づいた瞬間でした。

