私が通っていた中学校での出来事は、私にとって人間の浅ましさと勇気の双方を鮮明に感じさせた体験として、今も心に残っています。
荒れ放題だった学生時代
私が通っていたその学校では、ある不良集団が教職員用の図書室を占拠し、授業の妨害を頻発させるなど、校内は常に混沌としていました。卒業式に至っては、保護者席に私服の警官が配置されるほどの事態にまで発展していたのです。
今では考えられませんが、当時は体罰が日常茶飯事で、メガホンを使って生徒の頭をたたく教師も存在していました。
体罰は当然のように存在した
私自身も、二度ほどそのような体罰を受けたことがあります。どちらも生徒集会中の出来事でしたが、その際、私は不良集団の下っ端の生徒に絡まれ、頭をたたかれたり小突かれたりしていたため、手でそれらを払いのけようとしていました。ところが、私とその生徒が生徒集会中に騒いでいるとみなされたらしく、A先生という、メガホンを用いる体罰教師から、厳しく叱責を受けることになりました。
自分なりに弁解の余地はあると感じながらも、結果的に生徒集会の進行を妨げたのは事実だったので、私は「連帯責任」や「喧嘩両成敗」という考えに少なからず自分自身を納得させながら、不本意ながらもその体罰を受け入れました。

