「性行為後に出血がある」時に病院へ行くべき”5つのサイン”とは?医師が解説!

「性行為後に出血がある」時に病院へ行くべき”5つのサイン”とは?医師が解説!

性行為後に出血があった場合、どのような状況で病院に行くべきでしょうか。メディカルドック監修医が性行為後の出血で病院に行く目安について解説します。気になる症状は迷わず病院を受診してください。

※この記事はメディカルドックにて『「性行為後に鮮紅色の出血」は妊娠のサイン?性病や婦人病の見分け方も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

馬場 敦志

監修医師:
馬場 敦志(宮の沢スマイルレディースクリニック)

筑波大学医学群医学類卒業 。その後、北海道内の病院に勤務。 2021年、北海道札幌市に「宮の沢スマイルレディースクリニック」を開院。 日本産科婦人科学会専門医。日本内視鏡外科学会、日本産科婦人科内視鏡学会の各会員。

性行為後に出血がある場合に病院に行く目安

続いて、性行為後に出血した場合の病院へ行く目安を紹介します。病院へ行く目安を覚えておると、危険信号を見逃さずに済みます。また、基本的に不正出血が出た場合は目安の症状がなくても受診することがおすすめです。

出血量が多い

性行為後の出血の量が多い場合は、性行為により腟壁が傷ついている可能性があります。動脈が傷ついている場合は縫わないと止血できません。単に性行為による出血だと放置すると危険な場合もあるため、出血量が多いときはすぐに受診しましょう。また、出血量が多いときは貧血を起こしめまいの症状が起きることもあります。ふらつく・倒れる可能性もあるため、受診するまでは安静に過ごしましょう。

なかなか出血が止まらない

不正出血や性行為後の出血を受診する目安は、2週間ほどといわれています。しかし、腟の外傷が原因の場合の出血は2日程度で止まります。不正出血・性行為後の出血は病気のサインかもしれないので、3日過ぎても止まらないようであれば早めに受診したほうがよいです。

痛みが強い

性行為後に強い痛みとともに出血がある場合は、卵巣出血の可能性もあります。卵巣出血が原因で出血している場合、腹部の広範囲に炎症が広がっているので、歩くだけで強い痛みを感じます。大量の出血が起きた場合、手術による止血をしなくてはいけないため、すぐに受診してください。また、子宮内膜症を発症している可能性もあります。子宮内膜症は陣痛のような痛みや不正出血が起き、不妊になるかもしれません。治療せずに放置すると卵巣がんを引き起こすこともあるので早めに受診してください。

性行為のたびに出血がある

性行為のたびに出血がある場合は、以下の病気が関与している可能性があります。

・子宮頸部びらん

・子宮頸管ポリープ

・子宮筋腫

・子宮頸がん

・子宮体がん

・卵巣出血

上記のほかにも出血を伴う病気のサインかもしれません。性行為やスポーツだけで度々出血する場合は、身体が通常の状態ではないので早めの検査が必要です。また、出血が数日経過しても止まらない場合は子宮頸がん・子宮体がんが進行している可能性もあります。一方で、腟萎縮や緊張により腟内が十分に濡れていないことで性行為後に出血が起きることもあります。その場合は潤滑ゼリーを使用することで出血を防ぐことが可能です。

おりものに変化がある

性行為後の出血に加え、おりものに変化がある場合は淋菌・クラミジア感染症・トリコモナス腟炎などの性感染症が原因かもしれません。淋菌やクラミジア感染症は症状が進行するとおりものの色が膿のような黄色や黄緑色に変化します。トリコモナス腟炎は症状が進行すると、おりものの色が黄緑色で泡状になり、生臭い匂いに変化します。性感染症は気付かぬうちに周囲に感染する可能性もあるため、違和感を覚えたらすぐに受診してください。性感染症を放置すると、腟炎・子宮頸管炎・不妊症につながる場合もあります。なお、妊娠中であれば、早産・流産のリスクが高まる可能性もあります。

出血以外にも症状がある

出血以外におりものの変化・痛み・発熱などの症状がある場合は早めに受診しましょう。おりものの匂いや量に変化がある場合は性感染症の可能性があります。また、痛みが伴う場合は子宮内膜症や卵巣出血かもしれません。発熱や倦怠感があるなら妊娠による着床出血の可能性もあります。ほかにも病気や身体の異変が関係しているかもしれないので放置しないようにする必要があります。

まとめ

性行為後の出血の多くはパートナーの爪や激しいピストンにより腟が傷つくことが原因です。性行為後の出血が少量で、1~2日ですぐに止まるのであれば経過観察をしてください。しかし、子宮頸がんや性感染症のサインである場合もあります。出血のほかにも症状があったり、出血の量が多かったり、出血が長く続いた場合は身体からの危険信号かもしれないので早めに受診しましょう。また、性行為後の出血は着床出血の可能性もあります。妊娠初期は流産のリスクも高まるので、検査まで激しい運動や飲酒喫煙を控えましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。